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ご生誕200年の教祖生誕記念日に当たって

 今年は、教祖様ご生誕200年のお年を迎え、年初から本部での教祖生誕200年記念講座をはじめ、各地でもさまざまな奉祝行事が行われてきた。今月、教祖生誕記念日を迎えさせていただく。記念日の前日は、生神金光大神大祭の第1日であり、祭典後、典楽会本部と金光学園音楽部による記念コンサートなどが行われ、記念日当日には、記念講座の最終回を開催する。
 もともと本教では、教祖のご生誕をお祝いするという考え方はなく、教祖様の式年を大切にしてきた歴史がある。ご生誕ということが全教的に意識されたのは、昭和16年に制定された教規により、教祖生誕記念式が執行されることになってからである。これによって毎年、教祖様のご生誕日である9月29日に、本部教会をはじめ各地の教会で、教祖生誕記念式が仕えられるようになった。
 昭和39年の教祖生誕150年記念式を迎えるに当たって、「教祖のご生誕について」という一文が、「金光教報」に掲載されている。


 教祖様は、生まれてきたことをありがたいことであると思われ、人はみな「神のおかげで生まれてきた」のであるとおっしゃっていられるのでありまして、生きていくことを大切になさいました。11才のとき、お母さまから小さいときの話をきかれ、それを後で書き残しておられますが、お父さま、お母さまやみんなに大切にして育てられたことを喜んでおられました。それで教祖様は、何事にも実意をこめてすべてを大切になさいました。どんなにむずかしいことでも、よいかげんになさらずできる限りをつくし通され、それでなおこれですんだと思われませんでした。人間ではどうしても分からぬところがあり、どうしようもないところがあるので、その足りないところ、できぬことを神様におことわりなさいました。それを神様は、「その方は行届いておる」と喜ばれ、そこから「神も助かり氏子も立ち行く」生神金光大神取次の道のおかげが受けられることになったのであります。
 教祖様がそのおかげの受けはじめとして助かられたので、千人も万人も限りなく助かる道が開かれました。この道によって、人間の生きることの難儀ななかに助かる道があることが分り、自分の助かることが人の助かることになり、それが世のお役に立つことであり、そのままが神様の喜ばれることであると言うことが明らかになりました。(略)
 私どもはみな「神の氏子」として生まれているのであります。そしてお父さん、お母さんやみんなから大切に育てられてきたのであります。それをありがたいと思って、そのようにしてできているこのお道のおかげをいよいよいただいて、教祖様のように、「神の氏子」として、生きることに実意をこめていくことが大切であります。そして自分が助かり、人が助かり、世のお役に立ち、神様の喜んでくださる生き方をさせていただき、この世に「神が生まれる」世界を顕現させていただきたいものです。(原文まま)


 その後、昭和57年の儀式服制等審議会の上申を受けて教規が改正され、それまでの祭典を止め、教祖様のご生誕を奉祝する記念日ということになった。理由としては、「教祖の生誕を祝う祭典は、昭和16年教規によって制定されたものであるが、本教には、仏教やキリスト教のように、金光大神が生まれながらに神であるとか、救済者であるという教義はなく、真に金光大神の誕生を記念し祝うならば、信心の進展に伴い金光大神となられたそのことをおいて他にはない。9月29日は『教祖生誕記念日』とする」(昭和56年儀式服制等改定案)というものであった。
 このような変遷を経て、現在は教祖生誕記念日として、そのご生誕を奉祝させていただいてきている。教祖様ご生誕200年という意義深いお年を迎えさせていただいて、あらためて思わせられることは、1人の人間としてこの世に生を受けられた教祖様が、その人生の打ち続く苦難のなかにも、実意丁寧神信心をもって生きられるなかで天地の親神様に出会われ、天地の親神様の氏子であることに目覚められ、そのことを自覚されてからは、「神の氏子」として実意を込めて生きることを、生涯行じぬかれたという事実である。
 この生きられ方、ご信心によって、教祖様は、天地の親神様から「生神金光大神」のご神号を頂かれ、その生神金光大神取次によって、「難儀な氏子」が「神の氏子」として助かり立ち行く道が、この世に開かれたのである。
 教祖様ご生誕200年のお年に当たり、私どもは、あらためて教祖様のご生涯を貫く生き方、神様に向かわれたご信心に思いを寄せ、たとえ時代がどのように変わろうとも変わることのない、神様と人間との間柄をより確かなものにさせていただき、ここからのおかげをこうむってまいりたいと願うものである。

投稿日時:2014/09/02 09:04:36.627 GMT+9



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