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井戸掘りを通して信仰実践【金光新聞】

東京都大崎教会 田中 真人

 教祖様の教えに基づき、利他の心・神心(かみごころ)を育む上で大切なのは、知識にとどまらない実践であると思っています。
 大崎教会で取り組んでいる支援活動として、今年もカンボジアのコンポンチュナン州を訪れ、給食と図書室の支援を行っている、二つの小学校を訪問しました。3年前に亡くなった母(田中繁美師)の「本当に困っている人のために」との願いを受けて、「繁美基金」を設立し、通算5期目となる井戸掘りも継続しています。
 井戸掘りは、更地からくわを使って掘り、3日間かけて完成しました。井戸ができたことによって、現地の子どもたちは、遠くまで水をくみに行く必要がなくなり、その時間を他のことに使えるようになります。また、感染症のリスクを減らすこともでき、シラミが湧いている子どもたちは、瞳を輝かせながら、髪を洗っていました。
 現地の方たちの健康と繁栄、そして貧困の連鎖が食い止められることを祈り、実践に当たる。その思いに共感して、この6年間で16人が日本から参加してくれました。
 これからも共に学び、共に生きる「あいよかけよで共に助かる」実践を続けていけるように願っています。
「金光新聞」2020年5月24日号掲載

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メディア 文字 金光新聞 

投稿日時:2020/05/29 10:40:31.081 GMT+9



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