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お互いが相手の環境


MP3ファイル お互いが相手の環境

一番大切なのは「人の環境」

 今年から子供の通う小学校で、PTA会長のお役を引き受けることになりました。私にとっては初めての経験で、はたして私などに務まるだろうかと不安な気持ちでいっぱいでした。そんな時、ある二つの言葉に出合ったのです。
 一つは、『生徒の環境は私である』という言葉です。これは、養護学校で子供たちと触れ合ってきたある先生の言葉です。その先生は、その時々の自分の心のあり方によって、生徒の反応が変わるのを見て、自分が生徒に与える影響の大きさを知り、『生徒の環境は私である』と気付かされたのだそうです。
 私もひとりの親として、子供たちによりよい環境の中で育ってほしいと思います。自然の環境はもちろん、町の環境や、学校の施設充実も大切な環境でしょうが、この言葉を聞いて、一番大切なのは、「人の環境」なのだと思いました。
 子供たちにとっての人の環境とは、まさに私たち親であり、家族であり、先生方であり、友達であろうと思います。そうしたお互いがよりよい環境になれるよう努力していくことが大切であると思いました。
 そしてもう一つは、『ちちははも 子供と共に生まれたり 育たねばならぬ 子もちちははも』という金光教の前教主のお歌です。
 子供が生まれて初めて、私たちは親になります。子供が一歳になれば、親も親として一歳になるわけです。この歌は、子供と共に、親も親として育っていかねばならない、という意味の歌です。

大切な宝物

 子供たちは、これからの新しい時代を築いていく大切な宝物です。その子供たちが育つために、親も子も先生方も、協力し合って、共に育て合い、また、育ち合っていかなければならないと、二つの言葉に触れて改めて思いました。
 このたび、PTA会長として、子供たちのご両親や先生方とともに、ここから少しでも子供たちの成長のお役に立てればと願っています。

メディア 音声 

投稿日時:2008/12/03 17:15:51.751 GMT+9



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