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湯たんぽ


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ホームセンターで湯たんぽを見つけました

 今年の冬も、温かい暖房器具のお世話になっています。我が家では、夜寝る時は全員、電気あんかを使っています。しかし、必要なのは、布団に入る最初の時だけで、朝起きた時には、布団の外に飛び出ていて、何だかもったいないなと感じていました。

 そんな矢先、ホームセンターで湯たんぽを見つけました。売り場には、昔懐かしいブリキ製のものから、ゴム製やプラスチック製のものまでいろいろな種類が並び、「湯たんぽは、空気を乾燥させないので肌に優しく、電気の消し忘れがないので経済的です」とコメントが書いてありました。私は、「これだ!」と思い、「湯たんぽなら、確か家の物置きにあったはず」と、家に帰るなり、探してみました。

 すると、子供たちが赤ちゃんの時に使っていたプラスチック製の湯たんぽが見つかりました。早速、その夜から使ってみると、とても暖かくて、気持ちよく朝まで寝る事ができました。 

暖かい心を

私の幼い頃はブリキ製の湯たんぽを使っていました。祖母が毎晩、寝る一時間ほど前に、古着で作った布でくるんだ湯たんぽを、布団の中に入れておいてくれました。そうして、私はいつも、ほっかほかの布団で休ませてもらい、朝にはそのお湯で顔を洗った事を思い出しました。今思うと、無駄のない生活の知恵を、知らず知らずの間に教えてもらっていたことに気が付きました。

 物が溢れている現代に、環境へのやさしさと祖母の暖かい心を受け継いでもらいたい、そんな願いを持って、今では私は、ペットボトルを再利用した湯たんぽを、毎晩、子供たちの布団の中に入れています。

メディア 音声 よい話 

投稿日時:2009/01/14 09:51:17.607 GMT+9



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