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<平成29(2017)年の活動報告>

「神人の道」をまだ知らぬ人々へ

 布教功労者報徳祭並びに金光田保子姫30年祭の中で、新任・再任合わせて437人が輔教に任命された。
 ご祭事の中で行われた輔教任命では、佐藤雅一氏(兵庫・阪急塚口)が代表として辞令と記念品を受け、所願表明を行った。
 また、祭典終了後は、祭場庭上で辞令交付式が行われ、田淵美賀雄教会部長があいさつした。

所願表明
 ただ今、教主金光様より、私たち437名の者が、輔教任命の辞令を頂きました。厚く御礼を申し上げます。
 私たちは、神様から尊い命を賜り、金光様のお取次、先生方の厚いお祈りを頂き、今日までおかげを蒙ってまいりました。それぞれが、教会の先生のご教導のもと、このお道の信心の素晴らしさ、ありがたさを知りました。
 今日、病や災害、貧困や暴力、いじめなど、困難な問題に多くの方が直面し、悩みを抱えています。少しでもそのような方々の力になりたいという思いと、私たちのことを毎日祈ってくださっている金光様、先生方のお役に立ちたいとの願いから、輔教にならせていただきました。
 どうぞ、真の信心をさせてください。そして、それぞれの置かれた立場で、輔教としての働きを現し、人が助かるお役に立たせてください。
 ここからのお守り、お導きを心よりお願い申し上げ、所願表明といたします。

任命輔教代表 佐藤 雅一


教会部長挨拶
 ただ今は、布教功労者報徳祭並びに金光田保子姫30年祭が麗しくお仕えになり、真にありがたいことに存じます。
 布教功労者として祀(まつ)られているご霊神様方は、それぞれの時代社会にあって、各地に道を開いた方、教会御用に専念された方など、道を守り、道を貫くためにご苦労くださいました方々であります。
 殊に、本年2月26日に30年の式年をお迎えしました金光田保子姫は、教主夫人として四代金光様を陰でお支えくださり、現教主金光様をはじめとするお子様たちのご養育にも心を尽くしてくださいました。四代金光様は、「このわれを知りつくしゐてくるる妻のさりげなきことばこころにぬくし」「病む妻があなたでなくてよかつたと養生しつついひし言葉思ふ」「亡き妻とこころを共にせるわれのみつとめの奉仕つづけり今日も」などと詠まれています。
 この祭典は、そういうお道のためにご尽力くださったご霊神様方へのお礼の祭典であり、皆さま方は、その式典の中で、教主金光様から輔教のご任命を頂かれたわけであります。ご霊神様方のお道を思う精神を、共々に頂いてまいりたいと存じます。
 新しく任命を願い出られた方37人、再任を願い出られた方400人、合わせて437人の方々が、ご任命になられました。
 私がこれまで接してきた輔教の方々は、在籍教会のことはもちろんですが、教団のこと、このお道のことを考えてくださっている方が大半であります。ここから先、お道のために、共々に御用にお使いいただきたいと存じますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
 ある先生が、「何のために生かされておるのか、生かし甲斐のある氏子にならねばならない。何かあったら助けてください、という生き方ではなくて、何かあったら助けさせてもらおう、助ける側に回るぞ、そういう願いを常に持たせてもらう」という話をなさっていました。輔教の方は、「助ける側に回る」という願いを持ってほしいと思います。
 教団では、「神人あいよかけよの生活運動」を推進してきております。その願いの5行は、信心の筋道を示したものとも言われています。
 輔教の皆さま方には、まず、御取次を願い、頂きながら、人の助かりを祈ることによって、神心に磨きをかけていただきたいと存じます。そして、「どうぞ御用にお使いください」との祈りをもって、人を祈り、助け、導くことに取り組んでほしいと思います。
 願いを持って取り組めば、必ずチャンスが訪れます。その時が神様の御用に立つ時であり、その時その場に神様から差し向けられた人になる、そういうことではないかと思っています。そういう信心実践があって、はじめて「神人の道」を現すことができるのだと思います。
 そして、その「神人の道」が展開していくためには、信奉者の生活に「神人の道」が現されるのみならず、神様を知らない難儀な氏子に対して、神様と共に生きるありがたさを伝え、「神人の道」を共に歩むことを目指していくことが必要となります。そうして「神人の道」を生きる人が世界に広がる時、世界の平和と人類の助かりも実現されていくのであろうと思います。
 どうぞ、ここから新たな願いを持って、そしてお道の仲間同士として、共々に取り組みを進めてまいりたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。


輔教集会報告(東海教区)

 8月20日、名古屋港湾会館を会場に、「『神人』の縦軸をもって、人を祈る」をテーマに輔教集会を開催し、62人が参加した。
 はじめに、「人の助かりを祈る、あれから1年」というテーマで、集会企画委員の輔教によるパネルディスカッションを行い、その中でそれぞれが、「悩み苦しんでいる人をお結界にいざない、その人に寄り添って道を伝える大切さ」を昨年の輔教集会で学び、この1年間、実際に取り組んできたことや課題を次のように発表した。

 ◯ 自分の中で悩んでいたことを神様にはお願いしていたが、あらためて、お結界で声に出してお届けしたら道がついてきた。お取次の大切さ、素晴らしさを実感でき、身近な家族にも伝えていきたい。
 ◯ 職場では宗教は敬遠されるので気を遣うが、母親から、『難儀な人がいたら助けてあげなさい』と言われてきた。昨夏に上司が、がんで亡くなり、奥様が気落ちされていたので、週に一度、電話で話を聞いて励まし続けた。昨日、奥様から、「この1年間、あなたの電話に助けられました。ありがとうございました」と言われた。とてもうれしく、「人を助ける」とはこういうことかと感じた。
 ◯ 中高生時代に仲が良かった友人と50年ぶりに再会し、彼女の夫が6年前に交通事故に遭い、寝たきり状態であることを知った。早速、教会でお取次を願い、御神米を送らせてもらうと、友人はたいへん喜んでくれた。また、手紙を添えたことで今まで以上に近しい存在となった。信心のありがたさを、私の姿をとおして感じてもらいたい。
 ◯ 知らず知らず、「私が助けるんだ」という心が働いてしまう。人心にならないように、「神人」の縦軸をもって祈るというとき、神と人の間にはお取次が欠かせないと思う。

 それらの発表から、「神人あいよかけよの生活運動」の「願い」の1行目「御取次を願い 頂き」と、4行目の「神心となって 人を祈り 助け 導き」を意識し、神様との間柄を大切にしながら人の助かりを祈る、その土台を共有した。
 その後、班に分かれて、集会のテーマを基に、具体的な信心実践を求め合った。
 全体会では、「自分のお取次を頂く姿勢に対し、班員から厳しくも優しい意見をたくさんもらった。来年は皆さんの前で良い報告をしたい」「若い感性を生かして、新たな道伝えグッズのアイデアが生まれた。来年の集会で報告できればと思う」など、今後の信心生活に向けて前向きな意見が出され、活気に満ちた集会となった。

輔教集会報告(西近畿教区)

 9月2日、西近畿教務センターにおいて「神様が喜ばれる信心を求めて」をテーマに輔教集会を開催し、43人が参加した。
 午前中は、班別懇談を行い、「神人あいよかけよの生活運動」の「願い」の中にある「お礼と喜びの生活」について、この1年取り組んできたことや、ここからの願いについて懇談した。
 午後からは、岩本威知朗師(大阪・金岡)から「人歓(よろこ)べば神歓び給(たま)ふ」という講題で講話があった。
 はじめに、大阪教会初代教会長・白神信一郎師が残された「御道案内」の「人を助けて己が助かるの御道、人欽べは神欽び給ふ、我事は願はずとも御承知なり、御蔭は下さるべしとの御誓ひなり」という一文を紹介し、金岡教会初代教会長・見浦すぎ師、講師の祖父であり乙島教会初代教会長である岩本寅雄師の事例を挙げながら、神様のご都合に合わせる信心の大切さを語った。
 また、病気をとおして自身の心が変わらせられた体験を次のように語った。
 「中学生の時、バスケットボール部で厳しい練習を続けていたが、無理がたたって血尿が出るようになり、総合病院に入院することになった。放っておくと両方の腎臓が機能を果たさなくなるほど炎症が悪化し、絶対安静を言い渡された。ベッドの上で用を足すことが恥ずかしく、情けない気持ちでいっぱいだった。それでも、藁(わら)をもつかむ思いで神様にお願いしていると、次第に心が落ち着き、心が解きほぐされ、和らぎ喜ぶ心になってきた。すると、小児科の病棟に入院している周りの子が目に入るようになり、その苦しんでいる姿に、『自分のことよりも、この子たちのことをお願いさせてもらわねば』という気持ちになった。そこから病気は回復に向かったが、それは、『かわいそうに』という思いが生まれたことで、自分の殻が破れ、そこに神様がお働き下さったのだと思う」
 講師はさらに、教会での青少年への信心継承の取り組みや、地区集会を紹介し、その後、講話を受けての班別懇談、全体会での質疑応答を行い、閉会した。

輔教集会報告(西中国教区)

 2月26日、広島市安芸区民文化センターを会場に「神心となって」をテーマに、輔教集会を開催し、29人が参加した。
 はじめに、早羽信幸教務センター所長が、「神心となって、それぞれが何をどう実践するのか、生活の現場や教会に持ち帰って取り組む内容を求め合いたい」とあいさつした。
 講話では、講師の長木重子師(大分・安岐)からの「自分は信心をさせてもらっているという思い込みがありませんか?」という問いかけに始まり、「周りが喜ぶことを増やしていけば、神様が喜ばれ、助かりの道が広がる」「神様には神様の行がある。人が助からないことが神様の行である」など、神と人とが助かる道、神様の思いに立った内容で話が進められた。
 さらに講師は、「『辛抱』とは『我慢すること』ではない。神様に向かい、神様の心をいつも頂く自分になっていくこと。そして、信者さんと共に信心になっていく生き方が大事である」と、師匠から頂いた信心や、人の助かりを中心とした御用の実際を語った。
 講話を受けて、参加者全員が、生活の中で「神人の道を現す」こと、また「神心となって」というテーマについて考えさせられ、その後の班別懇談では、「神心」とは何か、日々の信心生活の中で感じるお礼と喜びの心や、取り組んでいる内容などを話し合った。
 参加者からは、「会社で流されるままに生きてきたが、自分でも役に立てることがあると思い、少しずつでも会社の人間関係を祈らせていただきたい」といった感想があった。
(※掲載が遅れましたことをお詫び申し上げます)

輔教集会報告(南九州教区)

 輔教の使命と役割を求め、「この道の信心を伝える」働きが生まれてくることを願って、9月2日に熊本会場、3日に大分会場で輔教集会を開催した。昨年は「平成28年熊本地震」および台風の影響で中止となったため、2年ぶりの集会となった。
 両会場ともはじめに、「わが信心の歩み」をテーマに輔教2人が発表を行い、その後の全体会では質疑応答の後、「家庭の中での信心の取り組み」「信心環境の大切さ」などについて意見交換が行われ、「自分の信心の歩みを子や孫に伝えていきたい」「これからも日常生活に神様を現す稽古を続けていきたい」などの感想があった。
 以下に、両会場の発表の要旨を紹介する。

◆熊本会場
 熊本市国際交流会館を会場に16人が参加した。
 永溝智子氏(熊本・木山)は、「天草教会の少年少女会発足に伴い、母が教会に連れて行ってくれたことが金光教との出会いだった。結婚を機に、夫がご縁を頂いていた木山教会に参拝し、親先生から、『あなたは信心何代目ということではなく、自分が初代という気持ちで信心してください。ご先祖さまからは、信心の感性を頂いたということです』と言われた。その言葉に、ご先祖が私に信心をしてほしいと願われているのだと思った。また、子どもを通して気付かされることが多く、子育ては自分育てでもあり、日々、お取次を頂きながら、親らしく、子どもらしく育つ環境を頂いていることが本当にありがたい。昨年の地震で教会は全壊したが、お礼を土台に片付けをされている先生方を見て、あらためて神様のお働きに気付かせていただいた。今を喜び、出来たことを喜び、先の喜びにつなげていきたい」と語った。
 満留真喜子氏(鹿児島・串木野)は、「教会長の娘として教会で育ったが、10年ほど前、転勤で東京に行くことになり、1年が経った頃に、自分の立場に悩み、誰も知らない所へ逃げ出したいと思うようになった。ある朝、駅のホームで電車を待っていると、反対側のホームで人身事故が起きた。それまでは自分のことばかり考えていたが、その時は、『もしかしたら落ちるのは自分だったかもしれない』と思い、『金光様、どうか落ちた人が無事で、事故に関わる人たちも怪我がありませんように』と願っていた。この出来事は、金光様が私に何かを気付くチャンスをくださったのだと思う。東京では東日本大震災に遭い、ちょうど熊本にいた時には熊本地震に遭った。二つの地震を体験し、神様のおかげに包まれて、天地の恵みの中で生かされていることに気付かせていただいた。これからは、家族や周囲の人たちが神様に包まれ、安心して生活できるように、信心の稽古をしていきたい」と語った。

◆大分会場
 大分教会を会場に31人が参加した。
 有馬国守氏(大分・大分)は、「結婚を機に金光教と出会い、教会にお引き寄せを頂いて間もなく、心筋梗塞による入院生活の中で、妻の父のことを思った。義父は83歳で生涯を終えるまで、長患いをする事もなく、最期はわずか4時間の入院だった。義父のように誰にも迷惑をかけることなく、こんなに美しく一生を終えることができるなら、私も信心してみようと思ったのがきっかけだった。その後、輔教や教会連合会信徒部委員の御用を頂いたが、同時に病気や人間関係など、さまざまなお試しがあった。『これは数々のおかげを頂く中で、神様に対してお礼が足りないのではないか』と思い、74年間生かされてきたお礼を申し上げ、これからの健康を願い、神様のお役に立てる御用に使っていただくことをお願いした。真の信心、真の御用に近づかせてもらいたいと思う」と語った。
 堤民子氏(大分・豊前四日市)は、両親や夫、自身がおかげを頂いた体験を述べた後、「毎年願いを立てている『信心の継承』についてお取次を頂くと、先生から『そのために、あなたはどんな取り組みをしているのですか』と尋ねられた。教会参拝、御用奉仕には積極的だったが、信心の継承につながる直接的な働きはできていなかった。『信心ができないと言う。しかしできないのではない。やらないのである。実行していかねば、どんな良い考えがあっても、言動が一致しなければ、駄目である。そして、実行するには勇気がいる』という四代金光様のみ教えを聞かせていただき、自分に一番足りないところが深く胸に響いた。今年から8人の家族のグループメールに、朝参拝で頂くみ教えと、ひと言ふた言、言葉を添えて送っている。2、3人が返信してくれて会話が弾み、お互いの様子や思いが分かるので皆から喜ばれている。これからも工夫を凝らし、神様のお話が自然にできるようなおかげを頂きたいと思っている」と語った。

本年度の輔教研修会(各会場の報告)

 輔教研修会は、4年の任期を終えた輔教が再任を願い出る際に受講が義務付けられているもので、本年度は、札幌、東京、大阪(2会場)、金光(4会場)、熊本の計9会場で開催した。
 各会場とも、冒頭に田淵美賀雄教会部長(地方会場はセンター所長が代理)が教団動向を説明し、「神人あいよかけよの生活運動」を基に、再任を願い出るに当たっての構えを作るべく、輔教に願われていることなどを先人の事例を交えて、あいさつした。
 続いて輔教講師から、「神人の道を開く」をテーマに、「御取次を頂くとは」「お道の信心が伝わっていくには」「輔教として願われること」など、本教の大切なところを押さえつつ、講師自身の信心のルーツや取り組みの実際、在籍輔教の取り組みなどについて講義が行われた。
 その後の班別懇談①では、「『御取次を願い、頂く』内容を深め、『神人の道』を豊かにする」をテーマとして、それぞれがこれまでに頂いたおかげを振り返り、神様のお働きを受け現していく、「神人の道」につながる信心とは何かを求め合った。
 班別懇談②では、「人に伝える信心生活の情報交換」をテーマとして、班別懇談①の内容を基に、具体的に伝えたい相手を思い、伝えたい中身や実践していることを出し合った。成功例だけでなく、失敗例も共有し、互いにここからの輔教活動の原動力となるよう、情報交換を行った。
 引き続いての全体懇談では、講義に対する質疑応答後、各班の代表者が研修会の感想や今後の意気込みを発表した。
 受講者からは、「講話、班別懇談での話を頂いて、あらためて輔教を拝命することの意味を自覚することができた」「神様と自分の縦軸の大切さ、願いを立てること、生活の中で実践されるお話をしっかり頂き直して、自分の生活に現していきたい」「御取次を頂きながら、しっかり祈らせていただき、伝えるチャンス(時節)を逃さないようにしたい」などの感想があがった。
 本年度の全受講者は182教会400人で、各会場の開催日・開催場所・講師・受講者数は次のとおりである。


 来年度は、東京、大阪、金光、九州(未定)で開催する予定であり、受講対象者には本年末に事前調査を実施する。

輔教集会報告(中近畿教区)

 9月2日、玉水教会玉水記念館で「教会活動および教団布教の担い手である輔教としての自覚を高める」との願いのもと、輔教集会を開催し、72人が参加した。
 講師の中谷智美氏(三重・五十鈴川・輔教)は「願い通せ!―神様にかけられた私の願い―」と題して、次のように講話した。
 「輔教は教主金光様にご任命いただく。神様、金光様の願いを受けて謹んで拝命するものであり、とても重いものであるが、それを自分でさらに重くしないことが大切。普段の生活の中で、できることをできるように努力する。自分の実力では、かなわないようなことであっても、神様にお願いをさせていただいたら、必ず形にしてくださる。
 私の現在のキャリアカウンセラーという仕事は、『親教会に月参させてもらいたい』と願いを立てた中で頂いたものである。つまり、今の職場での私の働きそのものが輔教としての神様の御用であり、教主金光様の御取次の中身だと頂いている。それぞれ役割は違うが、皆さまと私は同じ輔教という立場であり、神様から願いをかけていただいての今日の講師の御用もまた、輔教としての御用である。無理をすることなく、自分自身の身の丈にあった、できることをできるように願い通していきたい」
 その後、「輔教は何ができるのか」というテーマで班別懇談を行い、輔教としての自分の役割について話し合った。
 参加者からは「輔教という同じ目線での話が聞けて良かった」「仕事と両立して頑張っておられるお話を聞いて元気をもらった」などの感想が聞かれた。

輔教集会報告(東中国教区)

 9月2日、金光北ウイングを会場に輔教集会を開催し、52人が参加した。
 本年は「祈り」をテーマに安武幸子師(福岡・甘木)を講師に迎え、「おかげはわが心にあり」と題した講話を拝聴した。
 講師は、甘木教会の熱心な信者の家庭に生まれ、高校3年生の時、二代教会長・安武文雄師から学院入学を勧められたが、その時は受け止めることができず就職した。しかし、文雄師の祈りを常に感じる中、就職して3年目に学院入学を決意した。
 「『この先どういうおかげが頂けるだろうか』と思っていたが、学院に入学して間もなく、父が交通事故に遭った。親戚から父の命が危ないと聞き、居ても立ってもいられなかったが、『金光様のお膝元にいる私に今できることはご祈念だ』と思い、毎日金光様へのお届けを続けた。
 父が亡くなったことをお届けすると、四代金光様から『あなたが21歳になるまで、お父さんとして一緒にお過ごしになったことは、ありがたいことでした。ここからお父さんのこと、道々お礼申し、そして甘木の親先生にお礼を申しながら帰りましょう』とのお言葉を頂いた。
 それから40年が経ち、健康や家族のこと、教会の御用など、さまざまな出来事の中で常に祈られ支えられての今日であり、そのご恩返しとして、教祖様に神習い、少しでも実意丁寧正直な生き方を真似させていただきたいと願い、日々取り組んでいる」と話した。
 その後の質疑応答で講師は、「『何で私ばかり?』と思うこともたくさんあるが、神様は『あんただから受けられる』との思いで与えてくださっている。常日頃から神様に心を向けて、受け抜く心を大切にすれば、必ず良いようにしてくださる。良いことにはお礼申し上げ、悪いことを受けて自らを改める」とのご自身の神様への姿勢を述べた。
 午後からは、センター職員による劇「信心終活」を鑑賞した後、ここまでの人生の転機や信心の原点となった出来事を「人生グラフ」に書き込んで、各自の人生を振り返り、信心の整理を行った。
 その後の班別懇談では、講話や人生グラフの感想を話しながら、「金光様を頂くこと」「輔教の役割や課題」「祈り」について話し合った。最後に各班の代表者から感想発表があり、閉会式の後、金光様のお退けをお見送りして解散した。
 参加者からは、「安武先生のように、今のつらいこともいずれ笑顔で話せるようになりたい」「信心の整理をして書き残すことを続けたい」「祈られて自分があることを忘れず、人のことを祈れる自分になりたい」などの声が聞かれた。

平成29年度輔教志願者講習会―神様にお使いいただく心で

 輔教志願者講習会を8月26、27日、本部総合庁舎4階会議室で開催した。
 輔教制度は平成4年に発足し、512教会、1598人(8月末日現在)が輔教として御用に当たっている。
 今年は、30教会38人が受講し、各講義、先輩輔教の実践発表をとおして輔教に求められる事柄を学んだ。班別懇談では参加者同士、これまでの取り組みや、ここからの願いについて語り合った。
 なお、このたびの修了者は所定の手続きを経て、来る12月の布教功労者報徳祭並びに金光田保子姫30年祭時に教主金光様からご任命を受ける。

教主金光様おことば(開会お届け時)
皆様、それぞれに願いを立てて、輔教志願者講習会によくお集まりになりました。
お互いにここまで信心を進めさせていただき、ご用にお使いいただいておりますことをありがたく思いますとともに、そのお礼の心を土台に、ここからいっそうに、「人が人を助けるのが人間である」との教祖様のおぼしめしを頂いて、わが道の信心を現し、伝えて、世界の平和と人類の助かりのお役に立たせていただきたいと存じます。
どうぞよろしくお願いします。

教務総長挨拶

 金光教教規前文には、「信奉者は、取次を受け現して、わが心の神にめざめ、人を助けて神になる信心を進め、連帯して教団および教会の活動を担い、展開するものである」と信奉者の意義について書かれている。これは今から約150年前、教祖様が参拝者に語られたご理解が元になっている。
 「『神信心しておかげを受けて、難儀な人を助ける身にならせてもらうがよい。神心となって、受けたおかげを人に話して真まことの道を伝えるのが、神へのお礼である。それが神のお喜びとなる。信心するといっても、これまではみな神様を使うばかりで、神様に使われることを知らない。天地金乃神様は人を使わしめになさる。神様に使われることを楽しみに信心せよ』と重ねてお諭しくださった」「助けてくれと言って来ても、拝んであげましょうとは言うな。そなたがおかげを受けていることを話して聞かすだけにせよ」。この2つのご理解では、「人を助ける」「道を伝える」「神様に使われる」という大事な3点が押さえられている。この3点は輔教の方のみならず、金光教を信心させてもらっている私どもにとって大切なことである。
 金光大神様はどんな難儀に出遭っても、神様に心を向け、何事にも実意丁寧な生活を進められ、ご自身の中の神様のお働きに目覚めていかれた。そして、「わが心に神がおられるからおかげになるのである」「生きた神を信心せよ」と仰り、人間は皆、神様から体の中に分霊、神心を頂いており、その働きによって毎日の生活ができていることを諭されている。しかし、その神様の存在を認めなければ、何をしても、「自分が」「私の甲斐(かい)性でできた」という思いになり、報酬を求めたり、恩に着せたり、恩を売ったり、人を責める心が生まれる。逆に、「神様が私をお使いくださったんだ」と分かると、自分の中にお働きくださる神様に、「金光様のお取次を頂いて、こういう結果を頂きました。またどうぞ私を使ってください」というお礼の心が生まれてくる。
 「信心」とは、「自分と神様の間柄を絶えず問題にするもの」で、まず、人間は体の中にお働きくださる神様、「わが心の神」に目覚めることから始まる。その神様は私たちを包んでくださる天地の親神様と同じ神様であり、その関係が理解できると、自分の中におられる神様がお助かりになる生き方、そのことを信心として、稽古していくのが大切なことだと分かってくる。
 自分の力で生きているのであれば、細かい信心の理屈を分からなくてもよいだろうが、神様によって生かされているこの身だと分かると、そうはいかない。そうなると、神様のみ心に沿うようになり、考え方、生き方が180度変わっていくはずだが、そうはなっていないところに大きな信心の課題があるように思う。
 「自分の力でやる」という信心から、「全ては神様のお働き」と分かる信心に、すなわち、わが心に生きた神様がおられることに気付けば、どんな問題に出遭っても、「神様が共に苦しみを背負ってくださっている」「私と共に生きてくださっている」という心の目が開かれていく。そして、天地の親神様への信頼と感謝の心を持って、生活を進めることができ、問題に取り組むことができていく。神様のお恵みによって生かされていることを絶えず念頭に置いて、生活をさせていただくことが大切だと思っている。
 現在、教団では、「神人あいよかけよの生活運動」を推進している。その「願い」は信心の筋道を示したものと言われるが、御取次を願い、頂いて、神のおかげにめざめていけば、お礼と喜びの生活をすることができる、ということである。輔教を志す皆さまには、御取次を願い、頂いて、神心となって、人を祈り、助け、導きという内容を求めていってほしいと願っている。そういう実践の積み重ねをとおして、はじめて「神人の道」を開くことができると思う。
 あらためて、自分の信心を新たな段階に進めることに努めていただき、お道が展開していくための御用に取り組んでいただくことを願っている。

講義・発表内容

◆講義1「金光教の信心について」
 講師 岩本 威知朗 師(大阪・金岡)
   これから輔教として御用を担うに当たり、天地金乃神様の神性、教祖様の生きられ方を学び、自分が頂いている信心を押さえ直し、より確かなものとし、人の助かりにつながる在り方を求めた。
◆講義2「教団の仕組みと働きについて」
 講師 岩﨑 弥生 師(静岡・静岡)
   今、形を成している教団や教会の成り立ち、仕組み、働きを確認し、御取次を頂きながら信心を求め現していく担い手、教団の構成員としての自覚を深めた。
◆講義3「輔教の役割について」
 講師 吉川 真司 師(徳島・三好)
   輔教に願われていること、人に道を伝える中身を確認し、一層培っていくために、今後、輔教として取り組むべき内容について学んだ。
◆実践発表
 発表者 久保田 貴美子 氏(山口・東小郡・輔教)
   先輩輔教から御用を頂く構え、御取次を願い、頂きながら、日常の生活の中で信心が伝わっていく在り方を共有した。

班別懇談

 参加者それぞれが、これまでの信心の歩みや、志願理由を語り合い、受講した講義を手掛かりに、今後の輔教としての活動等について懇談し、決意を新たにした。

輔教集会(四国教区)

 6月18日、四国教務センターで、「輔教の自覚と働き」をテーマに輔教集会を開催した。
 はじめに、野本康子氏(愛媛・伊予市)が「継承」をテーマに、自身の信心ルーツ・信心ヒストリーを振り返りながら、「私にはそのことを伝える義務があり、今あるものが当たり前ではないことを子どもにも知ってほしい。いざというときに神様を知っていることが大切であり、伝えないともったいない」と語った。
 続いて、鈴木安美氏(愛媛・新居浜南)が「お手引き」をテーマに、「願われている私として人を祈ることができるようになった」と語り、自身の妹や、主人の姉に対し、祈りをもって接していること、教会誌の発行をとおして道を伝えていることを発表した。
 その後、教区育成室員とセンター次長からの感話、教師4人によるパネルディスカッションがあり、午後からは、それらを受けて班別懇談と全体会を行った。
 受講者からは、「何でも話せる人間関係があってお導きができる」「身近な人を願わせてもらうこと、願いを立てて、お取次を頂いて実践することが大切だ」などの感想があった。

輔教集会(関東教区)

 関東教区は6月3日、東京センターにおいて、「神心となって 人を祈り 助け 導き ─輔教として─」をテーマに輔教集会を開催し、42人が参加した。
 はじめに輔教2人が体験発表を行った。
 菅原恵子氏(千葉・野田市)は「教会への望み」と題して、「平成26年に初代教会長が亡くなられ、教会存続の危機に直面した。そのような中、輔教であった母がご本部の信奉者集会での発表を機に、気持ちに変化が生まれ、『教師にならせていただき、教会を継続したい』と打ち明けてきた。家族や信者さんと相談し、母を金光教学院へ送り出すこととなり、母がいない間、他の信者さんと共に、教会の留守のご用をさせていただいてきた。そして今年、母は教師にお取り立ていただいたので、今後は教師となった母を支えることが輔教としての役割だと思っている。また、参拝したら心が安らぎ、笑顔になれる教会を目指したい」と発表した。
 続いて中畑建一氏(東京・北沢)は「神様に導かれて」と題して、「金光教と出会って10年が経ち、神様から病気のプレゼントを頂いた。病気に向き合う中で自然と信心をさせていただくようになり、回復のおかげを頂いた。病気が治ったことだけがおかげでなく、病気にならせていただいたことで信心の方向転換ができたことがおかげだったように思う。妻が平成25年に北沢教会長としてご任命頂いたので、昨年の12月、私も大崎教会から北沢教会に転籍した。これまで専任の教会長がいなかった北沢教会だったが、妻が教会長になり、そして今年、娘が金光教学院へ入学した。ようやく教会として存続していく道筋が見えてきて、在籍の信者さんたちも喜んでくださっている。神様にこれまで以上に使っていただけるように、家族一緒に修行に励んでいきたい」と発表した。
 発表後、6班に分かれて班別懇談を行い、発表を受けての感想を述べ、「神心となって 人を祈り 助け 導き─どういう取り組みができるか─」について求め合った。
 参加者からは、「神心とは他者に対して思いやりを持つことではないか」「『あなたはどんな信仰をされているのか』と尋ねられるくらいに、人に一目置かれるような信心生活にならせていただきたい」という感想があった。
 最後に東京センター所長が、「信心継承の話が出たが、伝えることばかりに力点を置くと、その人のいのちの痛みや弱さというものを感じられにくくなる。まずしっかりと相手の話を聴かせていただくことが大切である。親切を尽くし、神様が喜ばれる信心実践がこれからの大きな課題となる」とあいさつし、閉会した。

輔教へのメッセ―ジ

家庭の広前を大切に   輔教講師 岩本 威知朗 師(大阪・金岡)

子孫の幸せを願って
 昨今、おじいちゃん、おばあちゃんはお孫さんの事で大変忙しい方が多いようです。孫の発育・成長を願うことは、信心していても、していなくても共通のテーマです。信奉者にとってはもちろん、「何とか元気に育ってほしい」「難儀な事に出遭えば、助かってほしい」「お道の信心が伝わってほしい」と、神様にお祈りせずにはいられないでしょう。
 Tさんは、母親譲りの信心を進めておられます。Tさんのお母さんは、苦労の中にあっても、神様を信頼し、何事にも神様第一の信心生活を送っていました。そして、「このありがたい金光様の信心を、子孫に継承していくこと」を第一の願いとしていました。その願いの中で、6人姉妹の末っ子だったTさんの、すぐ上のお姉さんが婿養子をもらった際に、金光教への改式をするおかげを蒙こうむられました。
 六女であるTさんも、金光教式で結婚を挙げ、3人の子宝に恵まれ、マイホームを構えました。さらに、教外者であった夫にも信心が伝わり、夫婦で信心を進めるようになられましたが、お子さんたちが小中学生になった頃、不登校や人間関係など、さまざまな問題、難儀が現われてきました。

わが家に神様お出まし
 お取次を頂かれる中で、教会長先生から、「自宅の神様をお祀まつりしたお社やしろはどうしているのですか?」と尋ねられました。Tさんはハッと、「引っ越して来た時のまま、ダンボールに詰めたままにしています」と、大変なご無礼があったことに気付き、お社を床の間にお祀りしました。
 そして、教会長先生に宅祭をお仕えしていただき、毎月、家庭集会を開くようになりました。数年後には半年ごとの宅祭となりましたが、お子さんたちの周囲もだんだん落ち着き、家庭は和やかに明るくなっていきました。
 お子さんたちは次々と結婚のおかげを頂かれ、今日では9人のお孫さんと2人のひ孫さんにも恵まれています。「親の信心の徳は孫まで」と教えられているので、「孫まで何とか信心の徳を遺したい」との願いをもって、信心生活に励まれています。お孫さんたちが小さい時には、一人ひとりご本部大祭に手を引いてお参りをしていました。
 子供たちの手が離れたころ、Tさんは輔教の任命を頂かれ、お引き立てのままに、教会諸活動の上にも広くお役に立たれています。

「親心」と「神心」
 今はお孫さんたちが次々と成長しておられますが、何かと心配事は尽きません。お子さんやお孫さんが自宅に来て、あるいは電話で、悩み事を相談されることが多々あります。Tさんは、忙しい日々であっても、「放っておけない。何とか助かってもらいたい。立ち行いてもらいたい。神様のおかげを頂いてもらいたい」との一心でおられます。「孫たちの心を育てさせていただこう」と祈り、決して、何が悪い、誰が悪いとダメ出しをせず、一生懸命祈りながら聞いてあげるようにしています。そしてTさんは、教会に参ってお取次を願われるのです。
 お孫さんたちは、「おばあちゃんに話すと安心できる」「おばあちゃんの家に行って神様に拝んでくる」と言われます。息子さんのお嫁さんが、子供が受験で志望校を決めるのに悩んでいた時も、最終的に決まると、真っ先にTさんに連絡をくれたり、大変信頼を得ておられます。
 今ではお孫さんも結婚して、ひ孫を頂かれ、教会に初参りができました。そのお嫁さんがTさん宅におられた時、「ご神前にご神飯のお供えをしてくれました」と目を細めて大変喜んでおられました。 まさに、教師でなくても「家庭お広前の先生の役割」を果たしているのです。願い合い、頼み合いして、立ち行く道を祈りとおしておられます。
 教祖様は、「広前は信心のけいこをする所であるから、よくけいこをして帰れ」「わが身、わが一家を練習帳にして、神のおかげを受けて人を助けよ」と教えておられます。
 Tさんは教会へ参り、お取次を頂き、生活の場で実践していくことを大切に教えられています。おかげを受けるのも落とすのも家庭からと心得て、時節を待ちつつ、手間暇かけてでも、お母さんの第一の願いであった、「このありがたい金光様の信心を子孫に継承していくこと」に取り組んでおられます。

「未来からの預かり物」
 ネイティブアメリカン(アメリカ先住民族・インディアン)に伝わる「自然は祖先からの贈り物ではなく、子孫からの預かり物である」ということわざがあります。多くの人々は「自然は祖先からの贈り物」と考えます。祖先が大切に守ってきてくれた自然を、現在の私たちが受け継いでいるという考えです。一方、ネイティブアメリカンは逆に、「自然は子孫からの預かり物」と考えます。
 これをお道の信心で考えてみるとどうでしょうか。過去を見た場合、「先師をはじめ親・先祖のご苦労で現在のご信心がある。自分たちはそれを受け継いでいる」となるでしょう。逆に未来を見た場合、「自分たちは、未来の子孫から現在のご信心を預かっている」ということです。だから、お徳を食いつぶしてしまうようなことになってはもったいない。次代の人たちに、このお道の信心とお徳をどう受け継ぎ、育て、遺させていただけるかが、問われていると思います。
 教団の「運動」で願われている「御取次を願い 頂き 神心となって 人を祈り 助け 導」くということが、実際の信心生活の現場で、例えば「家庭の広前を大切に」というご用をとおして、共々にお役に立たせていただきたいと願っています。

輔教集会(北海道教区)

 北海道教区は2月18日、「輔教としての役割について─金光大神の信心を現わす」との願いのもと、教務センターで輔教集会を開催し、13人が参加した。
 はじめに、教務センター所長が、教団の基本方針に基づく輔教の役割に触れながらあいさつ。続いて、講師の西川太師(北海道・札幌南)が、今日までの自身の信心の歩みを振り返りながら、「信心とは、今月今日を生きるために、自分との約束を守る稽古」と話した。 その後、講師から「輔教の方には、このお道の信心を端的に表現できることが願われている。あなたにとって信心とは?」という質問がなされ、参加者は「神様と共に生きる稽古」「心から神様を信じきる(信じ抜く)」「『お礼が先』が要」「一心に願い通すこと(ご祈念)」など、それぞれに答えをカードに記入し、その内容をもとに全体懇談を行った。
 このたびの研修会は、「金光大神の信心を現す」という輔教の役割を中心においた内容となった。
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輔教集会(東近畿教区)

 東近畿教区は2月19日、ホテルビナリオ嵯峨嵐山を会場に、「人を祈り、助け、導き」というテーマで輔教集会を開催し、63人が参加した。 はじめに、今西寿彦師(岐阜・南大垣)から「金光さまのおぼしめしを頂いて」と題した講話が行われた。講師は、初代教会長の時代より、歴代教主金光様の御取次を頂き、そのおぼしめしによって今日まで立ち行くおかげを頂いている教会の実際を振り返りながら、「神人あいよかけよの生活運動」の内容を深めるべく、在籍信徒や教会家族のお手引きの実例を紹介し、「教会長のご祈念成就を願い、人を導くことが輔教として大切な役割である」と締めくくった。
 その後の懇談では、聞き手と話し手の2人1組になり、時間がくれば役割を交代して、対話を進める形式を試みた。
 最後に全体懇談として、参加者が記入した質問用紙の内容を踏まえ、講師からさらに講話内容を深める話がなされ、集会を終えた。
 参加者からは、「講師の身の回りで実際に起きている事柄を分かりやすくお話しくださり、実感をもって聴けた」「複数人の懇談では発言しにくいと感じていたが、対話型の懇談では大いに話を深めることができた」などの感想があった。
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