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金光教×SDGs(金光新聞)

 このページでは、2020年1年間にわたって、金光新聞で連載される「金光教×(クロス)SDGs」の紹介をします。
 この連載では、教内のさまざまな社会貢献活動や救済活動の実例を、SDGsのゴールと関わらせながら紹介することで、本教信仰の可能性を今一度見詰め直し、一つでも多く、「総氏子身上安全世界新真の平和」に向けた行動が生み出されていくことを願っています。
 「SDGs」については、「金光教の信仰実践と「SDGs」(「フラッシュナウ」金光新聞2020年1月26日号掲載)をご参照ください。

教育で貧困の連鎖を止める 「金光新聞」2020年11月22日号掲載

金光教平和活動センター専務理事 杉本 健志(岡山県足守教会)
 金光教平和活動センター(KPAC)は、1988年、東南アジアでの支援活動の糸口を求める中で、フィリピン・マニラ市にあるアジア最大のスラム、スモーキーマウンテンにたどり着きました。
 私たちは、どんな支援が必要か、住民たちと話し合う中で、子どもたち、特に幼児教育の重要性を痛感し、SRDコンコウキョウセンターを設立しました。
 この地区の住民の多くは、定職に就けない人々でした。仕方なくマニラ中のごみが集まるスモーキーマウンテンの麓にバラックを建て、リサイクル可能なごみを拾い、生計を立てていました。そして、就学期の子どもには、ごみ拾いを手伝わせるのが当たり前でした。なぜなら、少しでもまともな食事をするためです。
 その子らが成長し結婚して、また子どもたちに同じことをさせることで、貧困が連鎖します。その連鎖から抜け出すために、子どもたちへの教育が必要なのです。
 SRDコンコウキョウセンターでは、30年間で私立の名門デ・ラ・サール大学の授業料免除の奨学生を27人輩出しました。しかし、それはゴールではありません。一人でも多く、フィリピン、さらには世界が直面している問題に向き合おうとする人材が生まれてくることを願い、これからも活動を続けていきます。

神様からの「おさがり」で支援 「金光新聞」2020年10月25日号掲載

金光教大阪センター
 今、日本の子ども(17歳以下)の7人に1人が貧困状態にあるといわれています。かつてのように日本全体が貧しかった頃は、皆で支え合うこともできましたが、経済格差が広がり、家族や地域共同体が弱体化する今、困窮家庭は孤立し、これまでにない困難を抱えています。
 金光教大阪センターでは、そうした状況に対して、本教による支援の在り方を求めて、昨年から「おさがりねっと」という活動に取り組んでいます。教会のお供え物を、神様からの「おさがり」として頂戴し、支援を必要とする人々へ届ける活動です。管内の約20教会がサポーターとなり、センターが事務局となって、教会と支援先をつないでいます。
 現在の支援先は、大阪の府立高校に開設されている「居場所カフェ」です。家庭でも学校でもない「第3の居場所」を生徒らに提供するNPO活動で、困窮家庭の子、 外国にルーツを持つ子、LGBTの子など、さまざまな生きづらさを抱える生徒らが、等身大の自分でいられる貴重な場となっています。
 おさがりねっとでは、青年教師が中心となって、カフェで提供する米や菓子などを届け、生徒らへの傾聴活動を行っています。お広前のお働きが、教会の内のみならず、地域全体を包み込み、神様の祈りが1人でも多くの人に届くことを願って、活動を進めています。

1冊1冊に思いを込めて奉仕 「金光新聞」2020年9月27日号掲載

青い鳥点訳グループ
 先日、介護・福祉を専攻する高校生が金光図書館へ点字図書を見学に来た際、館内で開催中の「読めるってうれしいね」と題した、バリアフリー資料展を案内しました。
 この資料展では、目が見える人と見えない人が一緒に読める点字付きの「バリアフリー絵本」や、弱視の人が読みやすい「大活字本」、知的障がいなどの人が理解しやすい「LLブック」、読み書き障がいなど文字を読むことが難しい人のための、テキスト・音声・画像を一つにした「マルチメディアデイジー」、触って楽しめる「布絵本」などを手に取って頂けます。
 訪れた高校生は、さまざまな資料があることに驚き、写真やメモを取って熱心に見学していました。また、金光図書館に保管される、青い鳥点訳グループがこれまでに寄贈した約1万冊の点字図書を見て、1冊1冊に込められた思いに触れた後、パソコンで点訳を体験しました。
 金光教の点訳の歴史は古く、62年前に発足した青い鳥点訳グループは、現在初心者からベテランまで、約30人が点訳奉仕をしています。点訳奉仕者である中学1年生の2人は、小学校の点字体験の授業をきっかけに始めました。今も県立沖縄盲学校に献本する児童書の点訳を続けており、点訳奉仕を通して知識や視野を広げながら、お育てを頂いています。

沖縄を世界平和の礎の島に 「金光新聞」2020年8月30日号掲載

林 雅信(沖縄県那覇教会長)
 戦後75年。沖縄戦での戦没者は25万6千人。山野にはいまだ、当時のままの状態が残っています。私はいかなるおぼしめしで、沖縄に差し向けられたのか。そこにあるご神慮をおもんぱかりつつ、54年6カ月の月日が流れました。
 現在は、戦没者慰霊祭54年、慰霊巡拝49年、遺骨収集奉仕47年、摩文仁不法投棄ごみ収集奉仕15年、那覇市公園清掃奉仕41年、ビーチクリーン4年、「沖縄から世界へひろげよう平和の祈り」をスローガンに、沖縄宗教者の会活動30年、などの活動を継続しています。
 金光教のみ教えには、「天地金乃神のご神体は天地である」「すべての人間は、天地に無礼をしている。無礼をお断りするように、天地乃神が教えてやる」とあります。
 お土地が清められなければ神様の助かりはありません。戦没者のみたまの助かりなくして沖縄の真の助かりも、真の平和も訪れません。毎日、天地の大恩を知らぬ無礼のお断りばかり申し上げています。温暖化が原因で、生起している問題の元も、全て天地へのご無礼にあるのだと思います。
 昨年、沖縄が世界平和の礎の島となることと、沖縄全戦没者のみたまの安心を願い、「霊和之塔」(教会奥津城/おくつき)を造らせて頂きました。

「530運動」で地域に貢献 「金光新聞」2020年7月26日号掲載

三河地方教会連合会長 佐野 光治(愛知県豊田教会長)
 愛知県三河地方教会連合会では、信仰実践の一環として、平成29年から毎年3、4回「社会のお役に立つ生き方を現そう」との願いの下、「クリーンアップ推進活動」と称した、地域の清掃奉仕活動に取り組んでいます。この活動は「お世話になっている地域に、何か貢献したい」という青年信奉者たちの思いがきっかけで始まり、地方自治体が環境美化を目的に推進している「530(ごみぜろ)運動」に登録しました。
 奉仕活動では、信奉者(小学生〜80歳代)が少人数のグループに分かれ、公園や幹線道路沿いなどを清掃します。時には、ごみの多さにあぜんとすることもありますが、地域住民からの「ご苦労さま」「いつもありがとう」といった声に励まされ、また、団体名を聞かれ、「金光教です」と伝えられる機会があることを、ありがたく思います。何より、「天地金乃神のご神体は天地である」とみ教えを頂いていますが、神様のお土地がきれいになる様がうれしく、心にすがすがしさを感じます。
 現在、新型コロナウイルスの影響で、清掃活動は自粛していますが、これからも地域社会のため、一人一人が心を込め、神様と地域の方々に喜んで頂ける清掃活動を続けたいと願います。

被爆地・広島で75回目の祈り 「金光新聞」2020年6月28日号掲載

第75回金光教広島平和集会実行委員長 小林 信治(金光教廿日市教会長)
 広島が戦争によって、世界初の被爆地となった1945年。その秋、焼け残った広島市内の教会で、合同の慰霊の祭典が仕えられました。それが、金光教広島平和集会の始まりです。その後、集会は名称と主催、内容を変えながら続けられ、今年75回目を迎えます。
 私がこの平和集会に関わらせて頂くようになって35年。主体的にご用させて頂くようになって16年。「広島」の祈りに触れるうち、県外出身者だった私の平和に対する思いも深まっていきました。
 核廃絶を唱えた、アメリカ合衆国のバラク・オバマ前大統領が2016年に広島を訪問された際、原爆慰霊碑に献花した時にすら、側近の手にあった黒いかばん(核攻撃の許可を出す道具が入っているといわれている)の放つ不気味な存在感は、記憶に新しく、目に焼き付いています。
 75回目という節年を迎える平和集会は、新型コロナウイルス感染症という特殊な状況の下、代表者数人で、「祈り」一点に集中して仕えられることになりました。
 慰霊の祭典が中心であることはもちろんですが、みたま様に本当に安心して頂けるよう、平和ならざる原因にも思いをはせ、「世界真の平和」を求め続ける集会でありたいと願っています。

井戸掘りを通して信仰実践 「金光新聞」2020年5月24日号掲載

東京都大崎教会 田中 真人
 教祖様の教えに基づき、利他の心・神心(かみごころ)を育む上で大切なのは、知識にとどまらない実践であると思っています。
 大崎教会で取り組んでいる支援活動として、今年もカンボジアのコンポンチュナン州を訪れ、給食と図書室の支援を行っている、二つの小学校を訪問しました。3年前に亡くなった母(田中繁美師)の「本当に困っている人のために」との願いを受けて、「繁美基金」を設立し、通算5期目となる井戸掘りも継続しています。
 井戸掘りは、更地からくわを使って掘り、3日間かけて完成しました。井戸ができたことによって、現地の子どもたちは、遠くまで水をくみに行く必要がなくなり、その時間を他のことに使えるようになります。また、感染症のリスクを減らすこともでき、シラミが湧いている子どもたちは、瞳を輝かせながら、髪を洗っていました。
 現地の方たちの健康と繁栄、そして貧困の連鎖が食い止められることを祈り、実践に当たる。その思いに共感して、この6年間で16人が日本から参加してくれました。
 これからも共に学び、共に生きる「あいよかけよで共に助かる」実践を続けていけるように願っています。

一食をささげて苦しみを共感 「金光新聞」2020年4月26日号掲載

東京都常盤台教会長 三宅 道人
 常盤台教会においては、毎月2日、12日、22日を「一食をささげる日」と定め、「一食をささげ、一欲を節し」て、それを無記名で献金しており、随時「平和のための活動」に浄財を使っています。
 ただ単に、一食分の献金をするだけでは意味はなく、実際に一食をおささげして、空腹を味わい、飢餓や難儀で困っている人々の苦しみを共にする、「同苦共感」が大切です。さらに、一食のおささげを通して、家庭経済の在り方を見直し、生活の質を高めることが願いです。一食だけでなく、子どものいる家庭では、「おやつを頂いたつもりで、献金する」ことを教えれば、家庭における平和教育になります。「一杯飲みたい」「一服たばこを…」という思いを「お供え」してみませんか?
 また、NPO法人テラ・ルネッサンスさんを通じて、「キフ★ブック」の活動に取り組んでいます。使用しなくなった書籍・DVD・ゲームを送り、査定された額がアフリカの元子ども兵、カンボジアの地雷被害者、日本の被災者などへの支援として寄付されます。
 いつでも、どこでも、誰でも、いつまでも続けられる信仰実践として、平和活動・社会活動を求めたいと思います。

国際感覚が磨かれる寮生活 「金光新聞」2020年3月22日号掲載

金光教東京学生寮寮監 辻井 篤生(和歌山県勝浦教会)
 金光教東京学生寮の運営母体である一般財団法人「金光財団」は、「世界の平和と人類の助かり」を目的としており、その事業の一つに、「国際協力として留学生への宿舎施設の提供」があります。東京学生寮では、これまでに中国、韓国、マレーシア、トルコから約100人の留学生が在寮しました。
 毎月、寮で仕えられる月例祭後には、食事会が催されています。学生たちは当番制で、各国の郷土の家庭料理を披露し合い、毎回、感動の料理が所狭しと並んで、みんな大喜びです。
 その他にも、被災者との交流など、各種のボランティアへ共に参加しています。東京平和集会での平和行進では、中国語、韓国語での平和アピールを担当してくれたり、沖縄遺骨収集に参加してくれた留学生もいました。
 寮全体が一つの家族のような雰囲気の中で、自然に国際感覚が磨かれ、多様な価値観を獲得し、偏見や差別の克服につながっています。
 こうした在り方は、東京学生寮建寮の願いである「広く世界・人類に貢献しうる人材の育成」となっていることはもとより、ここからさらに、SDGsの願いにも関与・寄与していく行動へと発展していくことを願っています。

地域福祉の充実を願い20年 「金光新聞」2020年2月23日号掲載

NPO法人福祉会菩提樹理事長佐藤 和喜雄(広島県芸備教会)
 福祉会菩提樹(ぼだいじゅ)は、 1999年に金光町大谷の町中に古民家を購入し、地元の人たちと理事会を形成して開設しました。主に精神科のケアを受けている成人を対象に週5日開き、仕事や交流の場を提供する共同作業所です。
 私は大学で臨床心理学を学び、東京の精神科病院で心理職に就いていました。社会は高度経済成長期に入り、障害者は大型施設に収容されるのが主流となります。私が21年間勤務した精神科病院は、良心的な改革に取り組んでいました。しかし、地域での保健・福祉的支援体制の重要性を思い知った私は、病院を辞め、イギリスで地域精神保健福祉を学んだ後、短大勤務の傍ら、福祉会菩提樹の立ち上げにこぎ着けました。
 大半の実務は妻と次男に担ってもらい、金光教本部の祭典時には、テントを出してコーヒー店を開き、妻が試行錯誤して作ったクッキーなどが愛顧されるようになりました。後に、 空き店舗を借りて常設店を持つこともでき、 2014年には地域に根差した居住支援の場として、 5人定員のグループホームを作りました。
 現在では、地域保健福祉の環境は良くなってきましたが、 まだまだです。差別を超えて共に生きることを求めることは平和の礎であり、 SDGsの一端だと思います。

カンボジアの子どもに教育を 「金光新聞」2020年1月26日号掲載

「クレヨンを送る運動」代表 浅野 誉喜子先生(東京都本中野教会)
 カンボジアの子どもたちにクレヨンや鉛筆などの文房具を送り続けて20年になります。
 カンボジアはかつて、ポル・ポト政権下で多くの学校教師や知識人が殺され、教科書や本が焼かれるといった悲劇がありました。
 その後も人々の暮らしは改善されず、まだまだ貧困状態は続いており、教師の数も少なく、子どもの学力も低いといわれています。
 日本から送った文房具を、現地スタッフと共に配布してくれているKPO(クメール平和の会)のクレット・セッター氏は、初等教育の大切さや、教師の数と能力の向上を目的として活動しています。私たちはその願いを受け、カンボジアの子どもたちが勉強できるように、そして将来の発展を祈りながら、スタッフ一同は月に1度、皆さんから寄せられたクレヨンや鉛筆にクメール語で、愛、希望、夢などが書かれたシールを貼り(写真)、年に2度現地へ送っています。
 金光教祖は、「天(あめ)が下の者はみな、 神の氏子」 と、 み教えくだっています。世界に目を向けると戦争、貧困、飢餓など、不幸な現実がたくさんあります。子どもたちが幸せでありますようにと祈りつつ、今できることをさせて頂くことが大切ではないかと思います。
■問い合わせ先
 金光教本中野教会「クレヨンを送る運動」 代表/浅野誉喜子 TEL 03-3381-5644

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