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<平成29(2017)年の活動報告>

輔教へのメッセ―ジ

家庭の広前を大切に   輔教講師 岩本 威知朗 師(大阪・金岡)

子孫の幸せを願って
 昨今、おじいちゃん、おばあちゃんはお孫さんの事で大変忙しい方が多いようです。孫の発育・成長を願うことは、信心していても、していなくても共通のテーマです。信奉者にとってはもちろん、「何とか元気に育ってほしい」「難儀な事に出遭えば、助かってほしい」「お道の信心が伝わってほしい」と、神様にお祈りせずにはいられないでしょう。
 Tさんは、母親譲りの信心を進めておられます。Tさんのお母さんは、苦労の中にあっても、神様を信頼し、何事にも神様第一の信心生活を送っていました。そして、「このありがたい金光様の信心を、子孫に継承していくこと」を第一の願いとしていました。その願いの中で、6人姉妹の末っ子だったTさんの、すぐ上のお姉さんが婿養子をもらった際に、金光教への改式をするおかげを蒙こうむられました。
 六女であるTさんも、金光教式で結婚を挙げ、3人の子宝に恵まれ、マイホームを構えました。さらに、教外者であった夫にも信心が伝わり、夫婦で信心を進めるようになられましたが、お子さんたちが小中学生になった頃、不登校や人間関係など、さまざまな問題、難儀が現われてきました。

わが家に神様お出まし
 お取次を頂かれる中で、教会長先生から、「自宅の神様をお祀まつりしたお社やしろはどうしているのですか?」と尋ねられました。Tさんはハッと、「引っ越して来た時のまま、ダンボールに詰めたままにしています」と、大変なご無礼があったことに気付き、お社を床の間にお祀りしました。
 そして、教会長先生に宅祭をお仕えしていただき、毎月、家庭集会を開くようになりました。数年後には半年ごとの宅祭となりましたが、お子さんたちの周囲もだんだん落ち着き、家庭は和やかに明るくなっていきました。
 お子さんたちは次々と結婚のおかげを頂かれ、今日では9人のお孫さんと2人のひ孫さんにも恵まれています。「親の信心の徳は孫まで」と教えられているので、「孫まで何とか信心の徳を遺したい」との願いをもって、信心生活に励まれています。お孫さんたちが小さい時には、一人ひとりご本部大祭に手を引いてお参りをしていました。
 子供たちの手が離れたころ、Tさんは輔教の任命を頂かれ、お引き立てのままに、教会諸活動の上にも広くお役に立たれています。

「親心」と「神心」
 今はお孫さんたちが次々と成長しておられますが、何かと心配事は尽きません。お子さんやお孫さんが自宅に来て、あるいは電話で、悩み事を相談されることが多々あります。Tさんは、忙しい日々であっても、「放っておけない。何とか助かってもらいたい。立ち行いてもらいたい。神様のおかげを頂いてもらいたい」との一心でおられます。「孫たちの心を育てさせていただこう」と祈り、決して、何が悪い、誰が悪いとダメ出しをせず、一生懸命祈りながら聞いてあげるようにしています。そしてTさんは、教会に参ってお取次を願われるのです。
 お孫さんたちは、「おばあちゃんに話すと安心できる」「おばあちゃんの家に行って神様に拝んでくる」と言われます。息子さんのお嫁さんが、子供が受験で志望校を決めるのに悩んでいた時も、最終的に決まると、真っ先にTさんに連絡をくれたり、大変信頼を得ておられます。
 今ではお孫さんも結婚して、ひ孫を頂かれ、教会に初参りができました。そのお嫁さんがTさん宅におられた時、「ご神前にご神飯のお供えをしてくれました」と目を細めて大変喜んでおられました。 まさに、教師でなくても「家庭お広前の先生の役割」を果たしているのです。願い合い、頼み合いして、立ち行く道を祈りとおしておられます。
 教祖様は、「広前は信心のけいこをする所であるから、よくけいこをして帰れ」「わが身、わが一家を練習帳にして、神のおかげを受けて人を助けよ」と教えておられます。
 Tさんは教会へ参り、お取次を頂き、生活の場で実践していくことを大切に教えられています。おかげを受けるのも落とすのも家庭からと心得て、時節を待ちつつ、手間暇かけてでも、お母さんの第一の願いであった、「このありがたい金光様の信心を子孫に継承していくこと」に取り組んでおられます。

「未来からの預かり物」
 ネイティブアメリカン(アメリカ先住民族・インディアン)に伝わる「自然は祖先からの贈り物ではなく、子孫からの預かり物である」ということわざがあります。多くの人々は「自然は祖先からの贈り物」と考えます。祖先が大切に守ってきてくれた自然を、現在の私たちが受け継いでいるという考えです。一方、ネイティブアメリカンは逆に、「自然は子孫からの預かり物」と考えます。
 これをお道の信心で考えてみるとどうでしょうか。過去を見た場合、「先師をはじめ親・先祖のご苦労で現在のご信心がある。自分たちはそれを受け継いでいる」となるでしょう。逆に未来を見た場合、「自分たちは、未来の子孫から現在のご信心を預かっている」ということです。だから、お徳を食いつぶしてしまうようなことになってはもったいない。次代の人たちに、このお道の信心とお徳をどう受け継ぎ、育て、遺させていただけるかが、問われていると思います。
 教団の「運動」で願われている「御取次を願い 頂き 神心となって 人を祈り 助け 導」くということが、実際の信心生活の現場で、例えば「家庭の広前を大切に」というご用をとおして、共々にお役に立たせていただきたいと願っています。

輔教集会(北海道教区)

 北海道教区は2月18日、「輔教としての役割について─金光大神の信心を現わす」との願いのもと、教務センターで輔教集会を開催し、13人が参加した。
 はじめに、教務センター所長が、教団の基本方針に基づく輔教の役割に触れながらあいさつ。続いて、講師の西川太師(北海道・札幌南)が、今日までの自身の信心の歩みを振り返りながら、「信心とは、今月今日を生きるために、自分との約束を守る稽古」と話した。 その後、講師から「輔教の方には、このお道の信心を端的に表現できることが願われている。あなたにとって信心とは?」という質問がなされ、参加者は「神様と共に生きる稽古」「心から神様を信じきる(信じ抜く)」「『お礼が先』が要」「一心に願い通すこと(ご祈念)」など、それぞれに答えをカードに記入し、その内容をもとに全体懇談を行った。
 このたびの研修会は、「金光大神の信心を現す」という輔教の役割を中心においた内容となった。
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輔教集会(東近畿教区)

 東近畿教区は2月19日、ホテルビナリオ嵯峨嵐山を会場に、「人を祈り、助け、導き」というテーマで輔教集会を開催し、63人が参加した。 はじめに、今西寿彦師(岐阜・南大垣)から「金光さまのおぼしめしを頂いて」と題した講話が行われた。講師は、初代教会長の時代より、歴代教主金光様の御取次を頂き、そのおぼしめしによって今日まで立ち行くおかげを頂いている教会の実際を振り返りながら、「神人あいよかけよの生活運動」の内容を深めるべく、在籍信徒や教会家族のお手引きの実例を紹介し、「教会長のご祈念成就を願い、人を導くことが輔教として大切な役割である」と締めくくった。
 その後の懇談では、聞き手と話し手の2人1組になり、時間がくれば役割を交代して、対話を進める形式を試みた。
 最後に全体懇談として、参加者が記入した質問用紙の内容を踏まえ、講師からさらに講話内容を深める話がなされ、集会を終えた。
 参加者からは、「講師の身の回りで実際に起きている事柄を分かりやすくお話しくださり、実感をもって聴けた」「複数人の懇談では発言しにくいと感じていたが、対話型の懇談では大いに話を深めることができた」などの感想があった。
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