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苦手なことに挑戦する喜び


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子供の頃、嫌いな科目は音楽でした

 子供の頃、嫌いな科目は音楽でした。歌のテストの時には、先生のオルガンに合わせて歌うのですが、音痴の私はいつも伴奏からはずれて歌っていました。ある時、私の歌を聞いた男の子に大笑いされました。それ以来、「大人になっても人前では絶対歌うまい」と、子供心に決めました。
 女学校に入ってからは、和音のテストに泣かされました。三つの音の和音を先生がピアノで弾き、その音を当てるのですが、私にはそれが全部同じに聞こえました。私の頭は、音の違いを聞き分けるセンサーが故障していたようです。

六十歳から大正琴

 そんな風に音楽が苦手な私が、六十歳から大正琴の稽古を始めました。最初は仲良しの友達に誘われて、お付き合いのつもりだったのですが、押すボタンさえ間違えなければ、はずれずに出したい音が出る楽器の魅力にひかれて、大正琴のとりこになりました。
 もともと音感が悪いので、リズムがずれたり、音の強弱がうまく表現出来なかったりで、みんなには迷惑をかけていますが、自分が弾きたい曲が弾ける楽しさは格別です。
 先日大阪で発表会があり、八十人のメンバーで大正琴の演奏をしました。発表会前には週二回の合同練習があり、スケジュールは厳しかったのですが、楽しみながら練習に参加し、当日は、ピンクの服を着て、年も忘れて『きよしのズンドコ節』を演奏しました。
 今、苦手なことにあえて挑戦し、努力することによって、出来ないことが出来るようになる喜びを味わっています。農作業に明け暮れ、家事に追われていた若い頃には、老いてからお稽古事が出来るなんて夢にも思っていませんでした。しかも、苦手だと逃げていた音楽が、私の喜びとなっているのです。この幸せに感謝し、神様に足らぬ音感を足していただきなから、楽しく大正琴の教室に通っています。

メディア 音声 

投稿日時:2008/12/03 17:00:08.783 GMT+9



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