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新年、明けましておめでとうございます

立教150年のお年柄


立教聖場=金光教本部境内。

 新年、明けましておめでとうございます。【金光新聞】

 安政6年11月15日(旧10月21日)、教祖金光大神様は、「世間になんぼうも難儀な氏子あり、取次ぎ助けてやってくれ。神も助かり、氏子も立ち行き」という神様のお頼み(「立教神伝」)をお受けになり、家業である農業を止め、その後の半生を自宅でのお取次のご用にささげられました。

 この出来事を金光教の立教として頂いてきた私たちは、いよいよ本年、150年のお年柄を迎えさせて頂きます。

 私たちが自らの信心のルーツをそれぞれに顧みると、本人や家族、もしくはご先祖様が難儀に直面して苦しむ中で助けられ、おかげを頂いた体験にたどり着くことでしょう。さらにその道筋をたどっていくと、お取次を頂いた先生、歴代金光様、そして最後には教祖様にまでさかのぼることができるのです。

神人共に助かる世界の実現


本部広前のお結界でご神勤くださる教主金光様。

 今年、私たちがお年柄を迎えられたということは、教祖様お隠れの後、その跡を引き継がれた歴代金光様が、教祖様がなされた通りに、神様のお頼みを受け、現し続けてくださったからこそのことです。

 この、本教信心にとっての生命ともいうべきお働きが続けられてきた中で、私たち一人ひとりもまた、おかげを頂くことができてきたといえます。その御礼の気持ちを、お年柄の中で、現していきたいと切に願うところであります。

 昨年は、アメリカの金融業界の経営破たんに端を発する世界的不況の波に、日本ものみ込まれました。就職内定の取り消しや、突然の解雇通告を受けて再就職が決まらないまま、不安を抱えて新年を迎えた方も少なからずおられると思います。

 「世間になんぼうも難儀な氏子あり、取次ぎ助けてやってくれ」という神様の切ないまでの思いに、私たち信奉者一人ひとりがどのように応えていくか。その上で、「神も助かり、氏子も立ち行き」という、新たなおかげの物語をどれだけ紡ぎ出していけるか。立教150年の新年に当たり、神人共に助かる世界の実現に、一層の祈りを込めさせて頂きたいと思います。(金光新聞編集室)

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投稿日時:2009/01/02 09:46:42.625 GMT+9



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