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金光大阪高校 甲子園出場決定

謹んで受けさせて頂きます

 昨年の秋季近畿地区高校野球大会ベスト4という好成績を残した金光大阪高等学校野球部(大阪府高槻市/片山剛校長)が、春のセンバツに7年ぶり2回目、春夏通算3度目となる甲子園出場を決めた。金光大阪は甲子園初勝利を懸けて、3月21日に開幕する大会に臨む。【金光新聞】

 1月23日、第81回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の選考委員会が開かれ、同日午後3時30分過ぎ、結果を知らせる電話が校長室に響いた。

 電話に出た片山校長は、「謹んで受けさせて頂きます」と答えて受話器を置いた後、取材につめかけた約20人の報道関係者に対して、「ただ今、日本高野連から、81回選抜高校野球大会に金光大阪が推薦されました。ありがとうございます」と、晴れやかな表情で出場決定を告げた。


夏を目指す上での明確な"道しるべ"

 その後、グラウンドに向かった片山校長は、野球部員に出場決定を報告。主将の石井友弘選手が、「全員で優勝目指して頑張ろう」と、力強く部員に呼び掛けた。喜びに沸く部員は、万歳三唱の後、横井一裕監督やコーチを二度、三度と胴上げした。

 その後、横井監督は、「今日は皆で、出場決定を喜ぼう。選抜出場は、このチームの集大成となる夏を目指す上での明確な"道しるべ"だ。ここから力強い一歩を踏み出していこう。野球をする一番の目的は、野球を通して部員一人ひとりが成長すること、野球から生き方や人間関係の大切さを学ぶことだ」と、選手たちを激励した。

 共同記者会見に臨んだ片山校長は、選手にどのような激励の言葉を掛けるかという記者の質問に対して、「日ごろからお世話になっている地域、高槻市の皆さまへのご恩返しとなるようなプレーを見せてほしいということですね」と答えた。

 櫻井富男部長は、今年のチームの特長を問われて、「守備と打線が投手をカバーして、粘り強さが持ち味のチーム」と語った。

 金光大阪は、昨年の秋季近畿大会1回戦の智弁和歌山戦、2回戦の大阪桐蔭戦のいずれも、相手に先制を許しながら、しぶとく得点を重ねて逆転勝ちを収めた。

 投手陣の柱は、小柄ながらも制球力のある左腕のエース・木場健志郎選手。その木場選手を、石井選手と2年前の夏の甲子園経験者・陽川尚将選手の二遊間を中心とした堅い守りが支える。打撃面では、陽川選手の長打力を軸としたつながりのある打線にも注目したい。

 部員一人ひとりからは、甲子園での初勝利、そして勝ちを積み重ねて優勝を狙おうという強い思いがひしひしと伝わってくる。この熱い思いに応え、力いっぱい声援を送りたい。
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投稿日時:2009/02/14 14:03:57.851 GMT+9



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