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神様と向きを同じにして

知らず知らずのうちに「我」を押し出すあり方

 私たちは夫婦で、教会への朝参拝に取り組んでいます。ところが、夫とよく信心のけんかをしてしまうのです。朝参りをして、いつもお結界で先生にご理解を頂くのですが、夫婦でその頂き方が違ってくるのです。それで、帰りに車の中でけんかが始まり、家に帰ってからもそれが続いて、ついに夫が「明日はもう朝参りはやめる」と言い出すのです。

 翌朝、いつもは夫が運転する車で参拝しますが、夫がお参りしないと言うので、私一人で歩いてお参りしていますと、その途中、後ろから車が横を通り過ぎていきます。夫が運転する車です。それがスピードも落とさず、私の横を通り過ぎていくのです。それで教会に着いてから、また先生の前で、夫婦で言い争うことになります。

 先生に「どちらが正しいでしょうか」とお尋ねするのですが、私は自分のほうが正しいと思っています。信心は自分が上だと思っていますから、どうしても自分の色に夫を染めようとしてしまうのです。

 すると、先生は、「自分が正しいとか、本物だと思う心から、我(が)が生まれます。相手に自分の考えを押しつけることになりますし、お参りがお参りになりません。それではいくら信心していても、神様はお喜びにはなりませんよ」というご理解をされました。

 これは、ある信奉者の事例です。参拝をしても、それがよい参拝のあり方になっていない。こうした事例は、私たちの周りに案外あるようです。

 「あいよかけよの生活運動」は、信奉者として、この道のおかげを自覚するところから生まれるお礼の心と、さらなる願いに催されて、「神が助かることになり」と神様が仰せられる信心実践を求めていくことです。

 私たちは、常日ごろ教会に参拝し、お結界でお取次を頂きます。しかし、せっかくお参りしても、家に戻り、職場に出ると、知らず知らずのうちに「我」を押し出すあり方になっていることが多いようです。

生き生きとした充足感

 次の事例は、教会に参拝することの意味を自ら問い直された、ある信徒の実践発表です。
 
 私は教会にお参りし、身のうえのあらゆることにお取次を願い、先生からみ教えを頂き、今日までおかげを頂いてきました。これまで頂いてきたおかげをありがたいと思えば思うほど、あらためて思わされることがあります。

 どうして教祖様がご苦労くださり、教祖様をとおして天地の親神様が、私どもに現れてくださったのか。どうしてこの道が人の世に現れ、私にご縁を頂かせてくださったのか。私が助かり、おかげを頂きさえすればよいのだ、というようなことだけでは済まされない神様の強い思いが、私にかけられているのではないか。

 そうした思いを持つようになったころ、私は次のようなことに気づかされました。

 それは、私が教会にお参りする時は、神様のほうに向かって歩いていっている。問題を持って、お結界に、神様に近づいていっている。そして、私が教会から帰る時、お参りが済んだと思い、神様に背中を向けて、だんだん遠ざかっていく。しかし、果たしてそうなのだろうか。そういう思いでよいのだろうか。

 神様に背中を向けて帰っていく私は、実はそうではなく、神様の向きと同じほうに向いて、私が助かっていかなければならない生活の現場、難儀な人の生活の場である家庭へ、職場へ、社会へ、私は向かっているのではないか。歩みを進めているのではないか。

 そうだ、そうなのだ。そういう思いが私のなかに生まれてきたことがうれしくて、ありがたくて、恐れ多いことながら、私は神様と一心同体なのだという思いがして、心がわき立つような気持ちがしたのでした。

 教会に参拝する時、何気なしに乗ってきた電車。それが教会にお参りして、神様と同じ思い、同じ心にならせていただいて帰る時には、電車に乗ってみると、電車を運転される人の仕事の成就を願わずにはおられない。乗り合わせた人たちの道中の無事と、お出かけの目的の成就を祈らずにおられない。

 いつも神様と共にあるという思い、この生き生きとした充足感を、人に話さずにはおられない。人に伝えずにはおられない。そういう気持ちにならされて、思わずびっくりしたようなことでした。そういう私が、家に帰り、職場に入った時、私の心、私の目は、以前とはまったく変わっていたのです。

 このことに気づかされた時、これまで大切にお育てくださり、おかげをくださってきた神様の願い、教会の先生の願い、このお道にご縁を頂いている本当の意味が、あらためて分からされた思いがしたのです。

 私は絶えずおかげを頂いているが、それだけで終わってはならないのだ。自分だけの助かりにとどまらず、神様にお喜びいただける信心生活へと進ませていただかなければならないのだ。そのような思いを持たせていただいたのです。

投稿日時:2009/04/03 09:19:24.371 GMT+9



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