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神様と共に歩む人生を【金光新聞】

夫妻の深い願い

 和田敏雄さん(71)、昌子さん(67)夫妻は、教会へ孫の翔君(7)と一緒に参拝することを心掛けています。そこには、夫妻の深い願いが込められています。【金光新聞】

 敏雄さん夫妻は、共働きをしていたこともあって、翔君の母親が幼かったころ、一緒に教会へ参拝する機会を持てませんでした。
 そうした中で、娘にうまく信心を伝えられなかったことが心残りとなっていたのです。
 その娘が成人して結婚し、孫の翔君が誕生しました。「せめて孫には、小さい時から教会参拝を通して信心に触れてもらいたい。そして、神様とともに人生を歩んでほしい」。そんな思いから、孫が誕生したお礼に教会へ参拝した折、教会の先生に、「これからは、できるだけ孫と一緒に参拝し、信心を伝えさせて頂きたいと思います」と、お届けしたのです。

 それからは、可能な限り翔君を連れての参拝が始まりました。その翔君が保育園に入園が決まった時のことです。いつものように、三人で参拝し、昌子さんが入園のお礼のお届けをしました。
 この時、教会の先生から、「翔君が、自分でお届けできたらいいですね」と言われ、昌子さんは、翔君に「お届けしてみたら」と促しました。 翔君は緊張の面持ちで、昌子さんの言葉をまねるように、入園の喜びをお届けすることができました。この時から、翔君はお結界に進むと、自分でお届けをするようになったのです。
 夏休みのある日のことでした。翔君は、お結界に掛けてあった、振り仮名の付いた教祖様のみ教え日めくりを、声を出して読み始めたのです。お結界に座っていた教会の先生から、「お利口に勉強してきたた・ま・も・の・だね」と褒められると、翔君は少し得意げな表情になりました。そして、み教えを次々に読み上げていきました。

ぼくの誕生日のみ教えを覚えるよ

 「食物はみな、人の命のために天地の神が造り与えてくださるものである。何を飲むにも食べるにも、ありがたくいただく心を忘れるな」。翔君はそのみ教えを読み終えると、「これは、おじいちゃん、おばあちゃんが、ご飯を食べる時に言うんだよ」と、先生に話したのです。
 この時、敏雄さん夫妻は、食事をする前にこの教えを唱えるという何げない日常の習慣が、信心の中身として孫へ伝わっていたことを知り、神様へお礼を申さずにはいられませんでした。
 この後、先生は翔君に、「神様のおかげを頂いているから勉強ができるんだよ。今読めた、み教えの一つでもできたら、神様が喜んでくださるよ」と言いました。
 すると翔君は、「うん、わかった。ぼくの誕生日のみ教えを覚えるよ」と応え、再び音読を始めたのです。その声は、敏雄さん夫妻がお届けする間中、広前に響き、参拝を終えて車に乗るまで続けられました。

 後日、教会に参拝した翔君は、お結界で先生に、「この前、約束したみ教えを、一生懸命覚えています」とお届けしました。先生は、「それはありがたいことじゃなあ。神様にお礼を申しておきましょう」と、笑顔で応えました。
 この先、翔君が成長するにつれ、部活や勉強も忙しくなっていくことでしょう。教会に足が向かなくなるかもしれませんが、長い人生において、神様や教会が生きる支えとなることを願い、敏雄さんと昌子さんは、今日も翔君の手を引き、教会参拝を続けています。
メディア 文字 

投稿日時:2010/07/03 11:02:54.902 GMT+9



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