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視野の中に赤い染みが 【金光新聞】

すぐに手術が必要になるかもしれません

「仕事中に目の奥で『プツッ』という感じがして、まばたきをしたら、視野の右上に赤い染みのようなものが見えるの」
 今年3月、訪問介護員として働く妻(56)から私(61)のもとに、こう電話がありました。
「網膜の出血かもしれない」。そう考え、妻にすぐ眼科で診察を受けるように言って、電話を切った私は、不安な気持ちを抑えながら、自宅のご神前で手を合わせ、「どうぞ大事に至りませんように」と、神様に祈りました。
 妻はすぐに病院へ向かいましたが、あいにく病院が混んでいて、診察を受けずじまいで自宅に戻ってきました。私は、これも神様のお計らいだろうと自分に言い聞かせ、神様に今後のお繰り合わせを願いました。

 翌日の夕方、妻は診察を受けることができました。医師は診断結果を、次のように告げました。「紹介状を書くから、明日の朝、大学の付属病院で精密検査を受けることをお勧めします。右眼底の動脈が破裂して出血しており、最悪の場合は、すぐに手術が必要になるかもしれません」。
 私は医師の診断を自宅のご神前で神様に報告し、「どうか立ち行く道を与えてください」と願いました。妻は平静を装っていましたが、ショックだったのでしょう。私に負担を掛けまいと、内緒で夜遅くまで、入院の準備をしていました。
 翌朝、大学病院に出掛けようとする間際になって、私は、これまで自宅のご神前でばかりお願いして、教会にお取次を願っていなかったことに気が付きました。そこで、慌てて教会の先生に電話でお取次を願いました。
 これまでの経緯を話し、お取次も願わずに、自分でしようとするばかりだったことを、まず、おわびしました。

神様のお働きやお恵みにお礼

 教会の先生は、「そうですか。生まれてからこれまで、親神様のお照らしを頂き、あらゆることを整えてくださっている神様のお働きの中で、物を見ることができてきたのですから、まず、そのことに心からお礼を申しましょう。その上で、お繰り合わせをこうむりましょう」と話してくださいました。
 その言葉に、日ごろから教えを受け、頭では分かったつもりでいても、実際には、これまで受けてきた神様のお働きやお恵みへのお礼が抜けていたことを、あらためて思い知らされました。私たち夫婦は、これまでのお礼とおわびを心の中で神様に申し上げながら、病院へと向かいました。
 数時間にわたる検査の末、結果が出ました。
「出血場所が右に寄っていて、幸運でしたよ。中央で出血していたら、物を見ることができなかったでしょう。昨日の写真と比べても出血は増えてませんから、このまま様子を見ましょう。手術をしなくても、今のところ大丈夫です」
 医師から説明を受け、私たちは安堵(あんど)の胸をなでおろしました。そして、神様がお働きくださり、おかげを頂いた喜びで満たされました。

 病院からの帰りには、夫婦で教会にお礼の参拝をさせていただく、今後の立ち行きと、頂いたおかげをもとに、ここから、神様のお役に立たせてもらえるよう、お願いをさせてもらったのです。
 妻はその後、出血痕も小さく薄くなって、回復に向かっています。このおかげの喜びを忘れることなく、周囲の人にも伝えていきたいと、夫婦で願っています。
メディア 文字 

投稿日時:2011/10/18 09:45:45.954 GMT+9



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