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「ひとつ心配、ひとつ安心」

星野 孟 先生(北海道・北海深川)

 「一難去ってまた一難」という諺があります。「一難」というのは「困ったこと、災難」のことで、一つの困ったことが解決したかと思うと、また一つ困ったことが起きてくるという意味です。そのとおりと思えるような事がありました。しかし、お道の信心をさせていただいている者として、「一難去ってまた一難」ということではない受け止め方を、ご信者さんが経験されました。
 2年前の3月のある日、夜8時頃にAさんから教会に電話がかかってきました。高校の教員であるAさんは、いつもは仕事があって、なかなか参拝に来られませんが、大祭の時には前日から、家族で準備の御用に来られています。
 電話の声が、「先生、このたび、おかげを頂きました」でした。「それはよかったなあ」と思いながら、「どうしたの?」と聞きました。Aさんは「今、長崎にいるんですが、交通事故を起こしまして…」。事故に「遭った」のではなくて、「起こした」と言ったのです。私はその言葉を聞いて、「ああそうか、事故を起こしたけれど、きっと誰もけがもなく、大きなことにならなくて済んだんだな」と思いました。
 ところが、Aさんが電話で説明する内容を聞いているうちに、「これは大事故じゃないか」と思いました。しかし、Aさんは確かに「おかげを頂きました」と言ったのです。
 数日後、Aさんが深川へ帰って来ました。教会に参拝し、お届けをされた時に詳しく話を聞くことができました。
 学校の学期末で、Aさん夫婦と同僚夫婦、さらに独身の同僚男性2人の6人で、九州の長崎へ旅行に出かけたそうです。長崎空港に着いて、レンタカーで島原に向かいました。高速道路を降りて、山あいの下り道を走っている時に、運転していたAさんがボーッとなり、左カーブを曲がりきれずに対向車に衝突したのです。
 運転していたAさんは手の小指を骨折、助手席の男性は肋骨骨折、2列目にいた同僚夫婦の夫は腰を折り、病院で精密検査をしたところ脊椎の圧迫骨折。その隣に座っていた男性は額を切る。3列目にいた同僚の奥さんは骨盤骨折。隣にいたAさんの奥さんは右腕の骨折、両足の膝から下を骨折、さらに検査の結果、くも膜下出血、肝臓と肺に出血という大変な状態でした。救急車が数台、ドクターヘリまで出動したそうです。
 「どうして6人も乗っていながら、誰も気付かなかったんだ」とAさんに聞きました。朝早くに新千歳空港を出発し、長崎空港に着陸し、昼食を済ませた午後2時頃は、眠気に襲われる頃で、衝突するまで誰も気付かなかったそうです。Aさんの奥さんが重傷になったのは、高速道路から一般道に入った時にシートベルトを外していたからだそうです。そして、対向車には5人も乗っていましたが、大きなけがにはならなかったそうです。

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投稿日時:2018/06/18 09:00:00.000 GMT+9



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