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神に導かれ信心の道を【金光新聞】

宗教に対して否定的な考えが...

 現在、私がご用する教会に、輔教として、また信徒総代の立場で信心生活に励み、先々には金光教教師を志す、会社員の谷村正雄さん(54)がいます。正雄さんが金光教にご縁を頂いたのは、今から26年前、結婚がきっかけでした。【金光新聞】

 熱心に金光教を信仰していた奥さんの母親から、結婚を認めるに当たって一つの条件が出されたのです。

 それは、「娘と教会との縁を切らないでほしい」というものでした。

 当時の正雄さんは、宗教に対して否定的な考えを持っていました。書籍などで得た知識から、「信仰は、神に一方的にすがる弱い者がすること」だと考えていたのです。

 正雄さんは、「教会へ参拝するだけなら」と、義母の願いを了承しました。

 結婚後、奥さんと義母に誘われて、気が進まないながらも教会に足を運ぶ機会が少しずつできていきました。そこで金光教の教えにじかに触れた正雄さんは、神と人が互いに祈り合ってこそ両方が立ち行くという金光教の教えに、それまでの宗教観を変えさせられる感銘を受けたのでした。

 正雄さんは次第に、教会に来ては本教の書籍を読み、教会信徒と金光教祖の信仰について熱心に会話を交わすようになりました。

金光教の素晴らしさを一人でも多くの人に知ってもらいたい

 それから数年後、それまで勤めていたパソコンソフトのプログラム制作会社がバブル崩壊後の不況のあおりで経営不振に陥り、38歳で職を失いました。

 正雄さんは、同じ職種を求めて職探しを続けましたが、一年たっても希望の仕事は見つかりませんでした。そこで、取りあえずアルバイトでもいいから働こうと、私のおいが以前、お世話になった人材派遣関係の会社の面接を受けることになりました。

 その際、面接に当たった社長の身内に、金光教を熱心に信仰する人がおり、正雄さんが教会へ日参していることも、社長はおいから耳にしていたようでした。

 そんなこともあってか、正社員として採用されることとなったのです。

 新しい仕事は、それまでのデスクワークとは異なり、現場へ出る営業でした。これまで、「自分にはほかの仕事はできない」と言い張ってきた正雄さんでしたが、いざ働いてみると意外と性に合っていたのです。「神様がご縁の中で道付けてくださったとしか思えない」。そう感じ、自分の頑迷さを反省しました。

 あれから16年、会社の役員となった正雄さんですが、今は管理職として職場のさまざまな悩みを抱えて、仕事帰りに教会へ参拝してきます。そして、お結界でそうした一つ一つをお届けし、立ち行きを求めています。

 教会に参拝し始めた当初は、何事も自分の思い込みや価値観から判断し、信心も自分が得た知識だけで独善的に語ることもありました。それが、再就職や仕事での苦労などを通して神に向かい、その中で日々神様のお導きを得て、心と信心を磨いて頂いている正雄さんの姿を、私は本当にありがたく思うのです。

 「金光教の素晴らしさを一人でも多くの人に知ってもらいたい。少しでもそのお役に立たせてもらいたい」。その正雄さんの願いが、この先、どういう道につながっていくのか。それを楽しみながら、なお一層、私は正雄さんのここからを祈らずにはいられません。

※このお話は実話をもとに執筆されたものですが、登場人物は仮名を原則としています。
メディア 文字 信心真話 よい話 金光新聞 

投稿日時:2009/11/30 08:58:17.761 GMT+9



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