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計り知れない神の働き 【金光新聞】

もう、病院の先生も信じません

 今から4年前のことです。
 毎朝、熱心に参拝してくる美智子さん(当時63)の左乳房に、がんの腫瘍が見つかりました。医師によれば、その腫瘍はできてから、すでに7年ほどが経過しているということでした。
 美智子さんは8年ほど前から、私がご用する教会へ参拝されています。明るく一本気な性格の美智子さんは常々、「私に改まるべきところがありましたら、どうぞ教えてください」と願われ、参拝や教会のご用にも熱心です。でも、一方では、自分の意見を容易に曲げない、かたくなな面も持っていました。
 私は、美智子さんがそのことに気付き、改まっていかれることを願いながら、お結界で教祖様が説かれた神の氏子としての生き方について、折に触れ、話しました。そんな中でのがんの発見でした。
 「神様のお導きを頂いて、治療に取り組ませて頂きましょう」。私は、美智子さんにそう言いました。彼女は、神様にお願いしながら医師の勧めに素直に従って、6回に及ぶ抗がん剤治療を試みましたが、あまり効果が見られず、摘出手術を受けることになりました。

 金光教本部(岡山県浅口市金光町)で仕えられた天地金乃神大祭に参拝した後に手術を受け、教会の大祭には、ぜひ元気な体でご用をさせて頂きたいという願いを立てて、手術に臨みました。
 美智子さんは、手術後一週間ほどで退院し、願い通り、教会の大祭に参拝し、ご用もできました。
 そうして、手術から一年がたったころ、美智子さんの胸の表面に、触れると分かるほどのしこりとなって、再びがんの腫瘍が見つかりました。
 ショックだったのでしょう。美智子さんは、お結界で、「病院の先生は、『薬が効いてなかったのかな』って言いました。もう、病院の先生も信じませんし、あんな薬は今後一切飲みません。私の命は神様にお預けします」と、泣きながら言いました。

奇(くす)しきお働き

 「美智子さん、それは違うよ。神様にお願いして、病院の先生のお力を借りて手術して頂いたから、今の命があるのでしょう。今回のこともありがたいではないですか。神様は、見つけやすい所にがんを再発させてくださった。これまで元気に生かして頂いたことに感謝して、これからは、神様へのお礼とご恩返しの信心をさせて頂かんと、神様に申し訳ないでしょう」
 私は、がんが再発したとはいえ、これまでお世話になった医師を信頼しないという心の在り方が、果たして神様の願いに沿うものだろうか、それで彼女は救われるのかと思い、そう言いました。
 美智子さんは、その言葉に何か感じるところがあったのか、それからは神様と医師に全てをお任せして、25日間の放射線治療に取り組み、今では元気に日参しています。
 
 神様のお働きは、人間の考えでは計れないところがあります。最初のがんでは、その腫瘍ができてから7年が経過し、これ以上遅れると治療が手遅れになるという寸前まで、美智子さんが穏やかな心で手術に臨める時期を待ってくださり、そうして、がんを発見させてくださいました。そうした奇(くす)しきお働きを感じるとともに、美智子さんにとって一番のおかげは、がんが治ったことではなく、がんを通して、信心を進めて頂いたことだと思わずにはいられません。
メディア 文字 信心真話 金光新聞 

投稿日時:2011/07/15 10:05:03.235 GMT+9



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