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神様に願い命を授かる 【金光新聞】

どうしても子どもが欲しい

 上野明美さんは、教育学部に学び、卒業と同時に幼稚園に就職しました。子どものころから憧れていた仕事で、明美さんの、子どもたちとの日々は活気に満ちていました。
 数年後には結婚し、やがて妊娠しましたが、仕事の忙しさやストレスもあってか流産してしまいました。
 それから10年近くの月日が流れ、明美さんも30歳を過ぎました。夫婦とも子どもが欲しいと強く望みながらも、妊娠の兆候はありませんでした。
 明美さんは、日頃から何かと相談していた上司の田中芳江さんに、どうしても子どもが欲しいという気持ちを聞いてもらいました。田中さんは、熱心な金光教の信奉者で、常日頃、金光様は、子孫繁盛家繁盛の道だと話していたからでしょ
う。

 涙ぐみながら語る明美さんの話を聞き終わると、田中さんは、「子どもは人の力で生まれるのではなく、神様のお計らいとお恵みで命を与えてくださるのですから、神様に心を向け、これまでの全てを感謝しながら、より良い生き方を願っていくことが大切ですね」と話し、続けて「私がお参りしている教会の初代教会長の奥さまは、子を授かりたいと願う人に、『身体壮健学才十人並みの神様の氏子をお授けくださいと一心にお願いしなさい』と教えてくださっています」と話しました。
 明美さんは、うなずきながら聞いていました。
 田中さんは、ふと心に浮かぶままに、「よかったら、これから教会にお参りしませんか」と言いました。未信奉者の明美さんはちゅうちょするかなと思ったのですが、すぐに「はい、お願いします」と返事しました。

子どもの顔を見て頂きたい

 田中さんと一緒にお参りした明美さんは、教えられるままにお供えを用意し、お届けをしました。教会長先生から、「おかげを頂きましょう」と言われ、帰り道の明美さんの表情は晴れ晴れとしていました。頂いたご神米(*)はどうすればいいのかと明美さんに尋ねられた田中さんは、「あなたのお家に神棚はないでしょうから、部屋の机か書棚の上に立て掛けて、思い付いた時に、手を合わせてお願いすればいいですよ」と答えました。
 田中さんは次の日から、毎朝のご祈念に明美さんのことをお願いするようになりました。そして、毎月初めに金光教本部広前に参拝する時には、教主金光様にお届けし、頂いたご神米を明美さんに渡しました。
 半年後、田中さんは定年退職し、明美さんの様子は時折、元の同僚から聞いて知る程度でしたが、田中さんのご祈念とお届けは続きました。

 さらに1年が過ぎたころ、明美さんが懐妊して産前の休暇に入ったとの知らせが元同僚からあり、やがて、明美さんからの電話で赤ちゃんの誕生を知りました。「一日も早く退院して田中さんに子どもの顔を見て頂きたいんです」。明美さんの声は弾んでいました。その声に、田中さんの胸にもうれしさが込み上げてきました。それは、神様は一心に願えばどんなこともかなえてくださることを、身をもって感じた喜びでもあったのです。
 しばらくして、神様は、もう一つのプレゼントを田中さんに下さいました。結婚して8年間子どもに恵まれなかった次男夫婦に子どもが生まれるとの知らせが、田中さんの元に届いたのです。

*ご神米=ご神徳が込められたものとして授けられる洗い米
メディア 文字 金光新聞 信心真話 

投稿日時:2014/01/20 14:22:07.330 GMT+9



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