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本気の信心で人生再起【金光新聞】

「信心しろよ」

 おととしの春のこと、不安に打ち沈みながら商店街を歩いていた一彦さん(54)の目に、大きな八波(やつなみ/金光教の紋章)が映りました。
 両親や兄弟は皆、熱心に金光教の信心をしていますが、一彦さん一人、信心から離れた人生を歩んできました。
 高校を卒業後、上京して建築業界へ進み、やがて、結婚しましたが家庭の平穏は続かず離婚へ。そんなある日、仕事先の長野県で突然倒れ、4カ月間、寝たきりの生活を余儀なくされたのです。
 その間、仕事を仲間に預けたのですが、その仲間が失敗して大きな借金を作ってしまいました。借金を抱え込み、自暴自棄になって酒浸りの生活が始まり、その後、東京の自宅へ戻りましたが、このころにはC型肝炎から肝硬変、肝臓がんへと進み、心も体もボロボロになっていました。

 そんな中で金光教の教会と出合ったのでした。
 親兄弟から「神様を放すな。信心をしろよ」と言われても、まともに耳を傾けたことがありませんでしたが、懐かしいご紋を見て、「信心しろよ」という言葉が脳裏に浮かび、恐る恐る教会の戸を開けたのです。
 一彦さんはお結界に進むと先生に、「今日まで、一生懸命仕事をしてきたつもりです。でも仲間に裏切られ、大きな借金を抱えました。病気も、治そうと努力し、信心も私なりに神様を拝んできたつもりです…」と、そこまで話すと、先生は「つ4もり4 4 なら、いくらでもできます。助かりたいのなら、本気で信心しなさい。神様に一心になりなさいよ」と言いました。
 その言葉に、一彦さんははっとしました。「今までのように、つもり4 4 4 の人生では駄目だ」と思い、本気で「助かりたい」「助けて頂きたい」という気持ちになりました。

全てがありがたく、もったいない

 「全て一からやり直しだ」。そう決心して、自己破産の手続きをし、全てをゼロにして、病気は神様にお願いしながら、医師に任せる生活が始まりました。
 そうして教会参拝を続ける中、いつしか教会のことや、信者さんの家の大工仕事を手伝ったりするようになりました。初参拝の時は、生気のない、まさに重病人の容姿でしたが、数カ月後の肝機能検査では、「数字の上で良くなってきた」と医師から言われ、笑顔が戻りました。
 一彦さんは、「神様のなさることに間違いはない」と思いを強くし、さらに本気で信心に取り組み、1年後には手術ができるまでに回復しました。
 長年、信心生活に背を向けてきた一彦さんでしたから、兄弟とも疎遠となっていました。教会の先生は、一彦さんが手術に臨むに際し、「一人で祈るより、大勢の方がよい」と兄弟たちに呼び掛け、各地で手術の時間に合わせて一緒にご祈念をしてくれました。そうして肝臓がん手術は成功しました。

 その後、先生から、「ここまでのお礼と、おかげの筒(天地のお働き)の中で生かされていることを自覚し、輔教(※)のおかげを頂いたらどうか」と言葉を頂き、一彦さんは昨夏、輔教志願者講習会を受講しました。
 一彦さんはこれまでを振り返り、「信心に立ち返ることができ、全てがありがたく、もったいない」という気持ちを大切にしながら参拝を続け、今日も教会ご用に取り組んでいます。

※輔教=志願し、本教の信心を伝えるため、進んで教会活動を担い、教団活動に参画する信徒。
メディア 文字 信心真話 金光新聞 

投稿日時:2014/03/30 16:27:48.151 GMT+9



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