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神にお任せしおかげに 【金光新聞】

祭服姿の親先生が夢に

 平成21年1月のこと、私は前年の4月にお亡くなりになった親教会の親先生(80歳)の夢を見ました。
 祭服姿で出てこられた親先生に、私は何かを心配して「大丈夫でしょうか?」とお尋ねすると、「よかよか、心配せんで。神様にお願いさせて頂いとったら、おかげになっていくから」と言われ、そこで目が覚めました。
 時計を見ると午前2時30分でしたので、そのまま眠ると、再び祭服姿の親先生が夢に出てこられました。
 私はまた同じようにお尋ねしたところ、優しい笑顔で、「神様にお任せしたら、おかげになっていくから、心配せんでよか。神様にお任せして、おかげを頂きなさい」と言われ、再び目が覚めました。

 夢は、自分で見ようと思って見られるものではありません。まして同じ夢を二度続けて見るなど、そうそうあることではないでしょう。
 教祖様のみ教えに、「神は、夢にでも良し悪しを教えてくださる」とあります。神様は、親先生が霊神様となられた後も、生前と変わらない慈しみのみ心で見守り導いてくださっていることを、二度の夢を通して教えてくださったのだと思いました。
 当時、私には心配なことがありました。私がその夢を見る1カ月ほど前から教会長である父が胸痛を訴えるようになり、私は親教会に回復のお取次を願っていたのです。
 病院の検査では特に異常は認められず、医師からは心電図にも問題なく、心配いらないと言われました。
 しかし、その後も度々起こる胸痛に、私の頭から不安が離れませんでした。父の胸痛は続きましたが、教会ご用に支障はなく、親教会の月例祭にも参列させて頂いていました。しかし、日を経るほどに胸痛の回数は増え、その間隔も短くなっていきました。
 そうした中で、親先生の夢を見たのです。

神様にお任せしたら、おかげになっていく

 父の症状を受けて、医師から精密検査を受けるようにと言われました。検査の結果、心臓の血管内が極度に細くなっていることが分かり、手術を要すると診断されたのです。そして、すぐに大学病院へ入院手続きを取るように指示されました。
 ところが、父は3週間後に仕えられる関係教会の先代教会長五年祭で祭主のご用を終えてから入院したいと希望したのです。医師からは、再度入院を勧められましたが、父は頑として譲らないため、投薬治療で様子を見ることになりました。
 私は親教会に、父の命と健康、ご用成就をお取次ぎ願いながら、五年祭当日を迎えました。
 祭典には私も参列し、体調次第では父に代わって、祭詞を奏上するようにと言われていました。

 私が、祭典前に祭詞のことを確認に行った時のこと。父の顔に、祭服姿の亡き親先生の顔が重なって見えたのです。父が私に、「できるだけ祭詞は上げさせて頂こうと思っているよ」と答えると、親先生のお姿はスーッと消えました。
 私はこの時、大丈夫だと確信し、その通りのおかげを頂きました。神様のおかげ、霊神様の生きたお働きを実感し、心からありがたく思いました。
 親先生が夢でみ教えくださった、「神様にお任せしたら、おかげになっていく」ありがたさ、喜びを忘れることなく、父と共に信心の稽古、研さんに努めていきたいと思っています。
メディア 文字 信心真話 金光新聞 

投稿日時:2014/05/13 14:04:33.995 GMT+9



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