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心を改めるための試験【金光新聞】

健康診断の結果から

 私(47)は、今年の5月に、 市が実施している健康診断を受けました。
 その結果が6月末ごろに届いたので開封すると、検査結果と共に茶色の封筒が入っていて、「肺がんまたは結核の恐れあり、精密検査を要する」という所見が記されていました。私は、一瞬目の前が真っ暗になってしまいました。
 私には身に覚えがありました。というのも、昨年末から乾いたせきが続き、病院で処方された薬を飲んでも一向に治まらなかったからです。
 そしてもう一つ気掛かりなことがありました。
 春ごろから無意識のうちに首が左右に動いたり、右手にしびれを感じることがあり、インターネットで調べると、本態性振戦という症状に当てはまっているように思えました。また、震えるという症状からは、脳梗塞やパーキンソン病などの可能性もある、ということでした。

 この時私は、妻と子どもの3人暮らしでしたが、秋には2人目の子どもを授かる予定でした。まだ小さい子やこれから生まれてくる子のことなどを考えると、いよいよ不安な気持ちに襲われました。
 しかし、心配ばかりしていても仕方ないと思った私は、教会に参拝し、お取次を頂いて無事をお願いしました。
 そうして、7月1日から教会で取り組んでいる「夏越(なご)しの信行期間」の1カ月間、毎日教会に参拝して、これまで生かしてくださったことへのお礼と、知らず知らずのご無礼に対しておわびを申し上げるとともに、「これから先、どのようなことが起きてきても差し支えがありませんように」と、お願いさせて頂いていました。

どんなことが起ころうとも

 そんなある日、隣県で病院に勤務する知人から、「うちで診てあげるから、一度検査を受けに来てください」と声を掛けて頂き、8月上旬に泊まりがけで検査を受けることになりました。
 病院に着いた私は、MRI検査などを受けましたが、教会の先生のお祈り添えを頂いていたため、緊張や不安は全くありませんでした。
 翌日、担当の先生から検査結果の説明があり、心配していた肺がんや結核の疑いはなく、全て良好ということでした。また、首の左右の動きも、軽度のヘルニアがあるという程度で脳梗塞などではなく、疲れから来る一時的なものではないかとのことでした。
 私はあまりにも良い結果だったことから、神様のお計らいに恐れ入り、お礼を申し上げました。しかし、一方では問題に直面した時に、うろたえてしまう弱い自分がいることを思い知り、私自身の信心がいかに頼りのないものであるかが分かりました。

 金光教の教祖様のみ教えには、「おかげを受けられるか受けられないかは、わが心にある。わが心さえ改めれば、いくらでもおかげは受けられる」とあります。このたびは、5月の健康診断で再検査という結果が出たことで、7月の信行期間中、心からのお礼とおわび、そしてここからの改まりを願うことができ、その大切さを再確認しました。
 私は信心にご縁を頂き15年になりますが、ここに至ってようやく信心の本当のありがたさが少しずつ分かってきたように思います。今後、どんなことが起ころうとも、そのことを神様から与えられた試験として受け止め、お礼、おわび、改まりの心で取り組ませてもらいたいと思います。

(金光新聞「心に届く信心真話」2015年1月4日号掲載)
メディア 文字 信心真話 金光新聞 

投稿日時:2016/05/07 10:00:00.000 GMT+9



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