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全国教会連合会長協議会開催の願い ~今、なぜ教会連合会か~

金光教報 「天地」3月号 巻頭言

 3月14、15日、全国の78教会連合会の会長がご霊地で一堂に会しての「全国教会連合会長協議会」を開催する。
 教会もそれぞれに個別性があるが、それ以上に個体差がある連合会が集まって、何ができるか、皆、興味津々というところだろうか。
 北から南と地域差もある。加えて、ある連合会は54教会で構成されているという大所帯、一方には3つの教会で1連合会というところもある。車で何時間もかかって集まらなければならない連合会もある。同じ土俵で話ができるか、想像もつかないかもしれない。それでも、全国の連合会で足並みをそろえたいという願いがあっての開催である。
 まず、なぜ今、連合会に着目したかであるが、そのために連合会の歴史からひも解いてみることにする。

 歴史は戦前にさかのぼる。第二次世界大戦の折に、国民統制のために地域組織としての「隣組」が作られた。食糧その他生活必需品の配給などを「隣組」単位で行ったり、自警団としても機能させるためである。その「地域隣組」制度を「教会隣組」として設置したのが連合会の始まりだった。昭和19年のことで、近隣で助け合うという精神を求めて始まったと思われる。
 そして、昭和23年4月からは「教会連合会」と名称を変えて、今に続いている。
 そのように作られた教会連合会は、教規改正とともに少しずつ意味合いを加えながら、平成10年からは「教会が連帯して地域における教団活動を推進するため、教会活動の互助連絡および布教活動を行うとともに、教区活動を担う」と定められている。しかも、現教規では連合会内に信徒部も位置づけられている。つまり、連合会は教師・信徒を含み込んだ組織であることも大切な着目要素である。
 さらに調べてみると、戦前戦後には「全国教会隣組会長会」が、昭和31年には「教会連合会長協議会」が開催されているのである。戦前戦後の非常時、そして立教100年を控えた、教団のここ、という大切な時期には奇しくも全国の「連合会長」が一堂に会していたのである。これは神ながらと思わされた。
 今、教団は大切な時を迎えているという認識に立ち、今こそ、全教勢を揃えようとする時に、最も期待されるのが連合会だと思う。

 世の中が大きく変わろうとしている。それぞれの教会はさまざまな問題を抱えている。しかし、その問題は個別のものとは言えない状況が生まれている。宗教不信、伝統的な死生観の崩壊、少子高齢化、過疎化、限界集落など、社会から迫り来る問題が山積しているのである。
 神様の願いを受けて同じ地域にお道開きのご縁を頂いた教会同士、連帯し、その地域性を共有して、教団活動・教区活動の推進、「運動」の展開などを求め合ってほしい。
 加えて、今の時代に特に重要なのは互助連絡機能と思われる。教師の訃報連絡だけでなく、災害時には一番頼りになり、力になり、助け合う存在でもあろう。また、教師信徒の高齢化・過疎化に伴い、教会の孤立化も危惧される。ぜひ、「♪トントントンカラリンと隣組」のごとく、お隣さんの顔・状況を知っていてほしい。醤しょう油ゆ や鍋の貸し借りではないが、「何か、困っていることはありませんか」と、声の掛け合える教会同士であってほしいと思う。
 戦後、教団は「全教一新・全教一家」の精神で復興を果たした。立教百年は「信心の造営」を合言葉に新たな道を確立した。
 さて、立教200年を視野に入れて、まずは3年後の立教160年をどうお迎えするかが、今、大切なことと押さえている。そのスタートとして「全国教会連合会長協議会」を開催したいと願っている。

投稿日時:2017/03/01 11:06:24.907 GMT+9



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