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お取次頂きながら成長【金光新聞】

こんなことをしていてはいけない

 私(59歳) には、33歳になる長男と27歳になる長女がいます。子どもたちは、幼いころから私と一緒に教会に参拝し、事有るごとにお取次を頂きながら今日までお育て頂いてきました。
 特に長男は、幼いころから小児ぜんそくを患っていたため、しばしば発作を起こしては病院に連れていっていたので、常に丈夫にならせて頂くことを神様にお願いしてきました。そのおかげで、成長とともに発作も治まっていきました。
 長男は健康のおかげを頂いていくにつれて、いろいろなことに興味を示すようになり、中学のころには、たばこを吸っているところを見つかって輔導されたり、学校の先生と衝突したりということもありました。一つ一つは、困ったことではあるのですが、日頃から長男は、どんなことでも包み隠さず私に話してくれていたので、私は、毎日参拝している教会でその都度お取次を頂き、神様が必ず良い方向に向けてくださるという思いを強く持っていました。
 私は常に、「教会にお参りしよう」と声を掛け続け、息子もそれに応えてくれました。

 そんな長男でしたが、高校生の時に、無免許でバイクを運転して警察に捕まり、停学処分を受けてしまいました。その時初めて、「こんなことをしていてはいけない」と、心から反省してくれたのです。
 その後、長男は飲食店でアルバイトを始めました。そして、その店の店長と出会ったことで長男は変わっていきました。店長は休みも惜しまず働き、従業員に対しては厳しい中にも温かみがあって常に前向きな人でした。息子はその姿に感銘を受け、店長のように仕事をしたいと、高校卒業後にその店を運営する会社に就職し、引き続きそのお店で働くことになりました。
 しかし、しばらくしてその店長が異動になると、新しい店長との関係がうまくいかず、悩むことも増えていきました。それでも、前の店長から教わったあらゆることを率先して行ったといいます。長男は、帰宅すると、その日職場で起こったことや新しい店長との関係のことなどを、全て私に話してくれ、その都度私は教会に参拝して、聞いた通りをお結界でお取次頂きました。

一人一人に感謝の心を忘れずに

 そんなある日、別の店でお客さまからの苦情があった時に、長男に来てほしいと要請がありました。長男は、とにかく相手の話をしっかりと聞き、心を込めておわびの気持ちを伝えることに努めたところ、最後には、「あんたの気持ちはよく分かった。そこまで謝ってくれてありがとう。また食べに来るよ」と言って穏やかな表情で帰っていかれたそうです。
 この後、息子は私に「人は誠意を持って話せば必ず理解してもらえることを、お客さまに教えられ、また一歩成長させてもらった」と、喜んで話してくれました。私はこのような思いを持てる子にお育て頂いたことがうれしく、神様にお礼を申し上げました。

 息子は常々、「自分一人で仕事はできない。皆のおかげでできている。一人一人に感謝の心を忘れずにいたい」と言います。信念を持って働くことの大切さに気付き、今では課長という役を頂いています。
 生まれてからのことを振り返ると、幼いころから教会に参拝し、全ての上にお取次を頂いてきたことが今のおかげにつながっているのだと、神様にお礼申さずにはいられません。

※このお話は実話をもとに執筆されたものですが、登場人物は仮名を原則としています

(「心に届く信心真話」金光新聞2016年5月22日号掲載)

メディア 文字 信心真話 金光新聞 

投稿日時:2017/10/27 13:59:38.875 GMT+9



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