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金光教を地域に広める【金光新聞】

どうすれば地域の皆さんに知ってもらえるのか

 私(36)が結婚を機に、九州のある離島の教会にご縁を頂いて10年がたちました。
 夫(44)は、私と結婚する約10年前から、この地で新規に布教を始め、以来、一心不乱にご用に当たってきました。ですが私が教会に入らせて頂いた当初、参拝される信者さんは少なく、相当に苦労をしている様子でした。そんな状況での結婚でしたので、どうすれば地域の皆さんに金光教を知ってもらえるのかを求めていくことが大事だと思うようになりました。
 しばらくすると、教会の正面には「金光教○○教会」という看板があるだけだということに気付きました。これでは、教会という場所が何をするところなのか、地域の人たちに全く理解してもらえていないのではと思い、玄関の横に掲示板を作り、金光教祖のみ教えなどを張り出すことにしました。すると、教会の前を通り過ぎる多くの人が、足を止めてしっかり掲示板の内容を読んでくれるようになりました。

 また、地域のことについても分からないことばかりでしたので、少しずつ覚えておかなければいけないと思い、夫に地域の行事や同じ集落の人の名前、職業などを尋ねてみたのですが、夫もあまり詳しくありませんでした。
 それならば、自分が外へ出ていろいろと覚えようと思い、散歩をすることを心掛けるようになりました。子どもを授かった後も散歩を続け、乳母車の後ろにビニール袋を下げて、ごみを拾いながら歩きました。そのうちに、周囲の人たちが私のことを覚えてくれるようになりました。
 数年後、子どもたちが少し大きくなり、子どもを近くの学校の校庭で遊ばせるようになると、同年代のお母さんと友達になりました。その方と話をしているうちに、幼稚園に通える年齢になるまでの子どもたちと、そのお母さん方が集まる会を持てないだろうかということになりました。
 そして、保育経験のある方の協力を得て、週に1度、絵本の読み聞かせや手遊び、散歩などを楽しむ「あそぼう会」が生まれました。さらに、その会の参加者の有志が人形劇サークルを始め、地域の乳幼児学級や幼稚園で公演活動をするようにもなりました。

10年先、20年先を楽しみに

 そのようにして地域のお母さんを中心に交流の幅が広がっていく中でのことです。
 「あそぼう会」のあるメンバーの方が子宮内膜症と診断され、検査を受けたところ、腫瘍が見つかり、大きな病院でさらに検査を受けました。その結果、がんではなかったものの、将来がんになるか自然に無くなるかは経過を見なければいけないと、医師から言われたそうです。
 彼女は普段、落ち着いた性格の方だったのですが、医師の診断を聞かされた直後は、家族のことや先々のことが心配になったそうで、不安な気持ちを私に語ってくれました。私は彼女の話を十分聞かせてもらった上で、金光教のみ教えや、み教えに基づいた心の持ち方を、最後にお話しさせて頂きました。
 思い悩んだ表情だった彼女が、私と話をするうちに、柔らかな表情に変わったことを今でも思い出します。

 地域の人たちとの関わりができ、金光教のことを理解してくださる人も増えてきたことをひしひしと感じます。教会にお参りされる信者さんは10年前とそれほど変わりませんが、これからの10年先、20年先を楽しみにご用を続けていきたいと思います。

※このお話は実話をもとに執筆されたものですが、登場人物は仮名を原則としています

(「心に届く信心真話」金光新聞2016年6月19日号掲載)

メディア 文字 信心真話 金光新聞 

投稿日時:2017/11/08 17:13:07.209 GMT+9



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