title_02.jpg

HOME › 違いを認めて助け合う【金光新聞】

違いを認めて助け合う【金光新聞】

お嫁さんの間が

 私(66)には2人の息子がいます。それぞれ結婚して子どもを授かり、現在は2人とも、私の家の近くに住んでいます。
 長男のお嫁さんの綾さんは、明るくていつも元気。常に周りにも気配りができ、思ったことを素直に口に出すタイプの人です。次男のお嫁さんの由美さんは、物静かで温和。何事にも真面目にコツコツ取り組みます。言いたいことがあっても我慢して、こちらから聞かない限り口にしないタイプの人です。
 そんなタイプの違う2人ですが、息子たちそれぞれと仲良くしてくれていることがありがたく、またずっと娘が欲しかった私には、かわいい2人の娘ができたことも本当にうれしく、毎日教会にお参りさせて頂き、神様にここまでの感謝とそれぞれの家族の立ち行きをお願いしています。
 また、お互いの家が近いこともあって、毎年、一家勢ぞろいで、誕生日会やバーベキューなどをしていました。
 ところが昨年5月に私の所に由美さんが来て、「綾さんとあまり顔を合わせたくない」と言うのです。
 その訳を聞いてみると、実は昨年から次男が体調を崩し、静養することになったので、綾さんが次男家族のことを心配し、いろいろ面倒を見てくれていました。しかし、綾さんと由美さんが一緒にいると、綾さんのペースで物事が進んでしまうのです。綾さんには悪気はないと思うのですが、思ったことをすぐ口に出してしまうので、次男も由美さんも傷つくことがあったようです。

お取次をいただいて

 由美さんと綾さんの仲を取り持つにはどうしたらいいのか悩んだ私はすぐに教会に参拝し、教会の先生に事の次第を話しました。
 先生は、「教祖様は、子どもの数が多くてそれぞれ性格が違うので困っているとお願いした人に、『もし、五本の指がみな同じ長さでそろっていては、物をつかむことができない。長いのや短いのがあるので物がつかめる。それぞれ性格が違うので、お役に立てるのである』と教えられたそうです」とお話ししてくださいました。話を聞いて私は、「綾さんも、由美さんもお互い違う親の元に産まれ、違う環境で育ったので性格やものの考え方が違うのは当たり前なんだ」と気付きました。そして、だからこそ違いを認め合い、助け合えるような関係になるように、と毎日お祈りするようになりました。

昨年7月ころ、突然、綾さんが膠原(こうげん)病を発症しました。私は病気の回復とここからの家族の立ち行きを神様にお願いしていました。
 その後、長男から話を聞くと、綾さんは「病気になった人の気持ちが初めて分かった」と話していたようです。また、以前に比べ相手の気持ちに心を向けるようになり、優しい物言いになったように感じます。
 由美さんも、綾さんの病気がきっかけで、綾さんの優しさや気配りに気付くことができたと話してくれました。それ以来、誕生日会などでみんなが顔を合わせる時には、以前にも増して、優しさと思いやりにあふれた集まりになっているように感じます。
 もちろん綾さんが病気になったことは心配なことで、一日も早い回復を願っていますが、この病気がきっかけで頂けたおかげがありました。これからも家族に起こる問題に込められた神様の願いに気付き、信心を進めさせて頂きたいと願っています。

※このお話は実話をもとに執筆されたものですが、登場人物は仮名を原則としています

(「心に届く信心真話」2017年5月28日号掲載)
メディア 文字 信心真話 金光新聞 

投稿日時:2018/08/14 9:22:33.909 GMT+9



このページの先頭へ