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神様からの「おさがり」で支援【金光新聞】

金光教大阪センター

 今、日本の子ども(17歳以下)の7人に1人が貧困状態にあるといわれています。かつてのように日本全体が貧しかった頃は、皆で支え合うこともできましたが、経済格差が広がり、家族や地域共同体が弱体化する今、困窮家庭は孤立し、これまでにない困難を抱えています。
 金光教大阪センターでは、そうした状況に対して、本教による支援の在り方を求めて、昨年から「おさがりねっと」という活動に取り組んでいます。教会のお供え物を、神様からの「おさがり」として頂戴し、支援を必要とする人々へ届ける活動です。管内の約20教会がサポーターとなり、センターが事務局となって、教会と支援先をつないでいます。
 現在の支援先は、大阪の府立高校に開設されている「居場所カフェ」です。家庭でも学校でもない「第3の居場所」を生徒らに提供するNPO活動で、困窮家庭の子、 外国にルーツを持つ子、LGBTの子など、さまざまな生きづらさを抱える生徒らが、等身大の自分でいられる貴重な場となっています。
 おさがりねっとでは、青年教師が中心となって、カフェで提供する米や菓子などを届け、生徒らへの傾聴活動を行っています。お広前のお働きが、教会の内のみならず、地域全体を包み込み、神様の祈りが1人でも多くの人に届くことを願って、活動を進めています。

「金光新聞」2020年10月25日号掲載

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メディア 文字 金光新聞 

投稿日時:2020/11/12 10:14:21.101 GMT+9



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